特集・コラム


坂田幸也エッセイ 「幸せを呼ぶヘナヒーリング・アートの世界」

第3回 「ヘナの柄に込める僕の願い、それは祈り」

ヘナ・セレブレーションを行うことを通して、気づきや変化というもの提供したいという想いが強くなってきました。 そんな中、新たに僕が求め始めていたことは、描き入れる時に捧げる祈りに付随して「どのような柄を描き入れたらいいのだろうか?」ということでした。

練習していたインドやモロッコなどの伝統的な柄の中にも意味を持っている柄はありました。
例えばインドの伝統的な柄には孔雀をモチーフにしたものが多いのですが、孔雀のつがいは生涯一緒だということからインドのある地域の結婚式では現在も孔雀がよく描かれているそうです。

柄に意味を持たせることはとてもロマンチックで素敵だと思いましたが、その一方で、柄の意味というものは見る人によってそれぞれの受け取り方や意味合いがあって当然だとも思い始めていました。

そんな中、日本でのあるイベントで刺青師の友人と柄についてこんな話をしたことがありました。

彼は「刺青は一生残るものなのに、そのことを考えると心から喜んで入れたいと思えない柄を求める方がたまにいらっしゃる」というのです。

そのことを聞いてセドナにあった「Sacred Tatoo」という刺青スタジオのことを僕は思い出しました。
現在もセドナで経営されているかはわかりませんが、昔、そこのオーナー/アーティストは Sacred(神聖な)Tatoo(刺青)と看板を掲げているから、自分は神聖な柄、例えば曼荼羅、キリスト、マリア、仏陀などのいわゆる神聖なイメージとして受け入れられている柄のみを提供していて、何か怖いイメージを与える柄や威嚇するような柄を希望する方には他のスタジオをすすめているとのことを。

この話を刺青師の友人に伝えると彼も刺青スタジオでの一つの体験を話してくれました。
それはある日、一人の 20代前半の女性が足首に「ドクロ」の刺青を入れたいと来たそうです。
彼はどうして「ドクロなのか?」とその理由を尋ねたら、彼女は「生きる気持ちを取り戻せると思うから」と答えたそうです。
そういう彼女の両手首にはいくつもの切り傷の跡がありました。

ドクロの刺青を入れて3ヶ月後、その女性がスタジオを訪れました。
3ヶ月前とは別人のような生き生きとした笑顔で、今は生きていたくないと思っていた当時の気持ちすら思い出せないほど、生きていることに感謝していると伝えてくれたそうです。

古くからの長い歴史の中でラベルを貼られたように当然なこととして多くの人から崇められている神聖な場所・神聖な人間像・神聖な物以外にも、外観がそのようなものから程遠いものや、ごく普通の身近なものも、ある人にとっては神聖なものになるということを改めて気づかせていただきました。

全てのものの質は、そこに触れる意識・気持ち・願いによって変化すると僕は信じられるようになりました。

言い方を変えれば、自分の世界は自分の意識・気持ち・願いによって創造されていると僕は信じています。

それが僕の理想、祈りがあるからこその世界です。

ヘナを描く時もこの “世界” を持って提供すれば間違いないという確信はありました。それとともに、「これは神聖なデザインですよ」とラベルを貼ったような柄ではなく、それぞれの人がそれぞれの受け取り方ができて、僕にとっても自然体で自由に表現でき、そして体にも働きかけやすい柄にどうしても出会いたいという気持ちは持ち続けていました。

そんなある日、その頃ヨガもやっていた僕は、たまたま持っていた古いインドのヨガの本をなにげなく開きました。
その偶然に開いたページには人の体のチャクラを蓮の花で表したものがありました。
そして面白いことに、チャクラによって花びらの数が違うのです。

「体に働きかけやすい柄はこれだ!」と閃き、その時から蓮の花を描くようになりました。
ヘナを希望される体の場所に一番近いチャクラの花びらの数に合わせて花びらの数を描きわけていました。

この方法を続けている中、デザイン的には4の倍数の花びらを描いていくと四角っぽくなり、3の倍数だと放射状に広がっていくことがわかりました。
自分としては放射状に広がるデザインが好きでした。
特に6枚の花びらの持つバランスが一番好きになっていましたが、感覚的に好きだというだけで根拠はありませんでした。

ある日、ヘナの仕事で行った先で一冊の写真集を手に取りました。
その写真集には水の結晶が、向けられる意識や言葉によって変化するという話が載っていました。
結晶が現れなかった水が、「ありがとう」の言葉をかけることで、見事にきれいな結晶をつくるようになる、つまりグッド・バイブレーションの水は美しい結晶を表しているということを写真ともに表していました。

僕はこれを見た時にとても納得できる感覚がありました。

僕の理想でもある、祈りのある世界がそこにもあったからです。

水の結晶の形は6角形。
僕がヘナで描く花びらの数の中でも一番好きだったのは6です。
ユダヤ教のダビデの星もそうですし、インドや他の様々な宗教にもこの形は残っていて、ハチの巣をはじめ自然界でも多く見られる形ですよね。

その時、一つのパズルが完成するような感覚がありました。

ヘナを描くのは人の体です。
体のほとんどは水。
細胞もほとんどが水。

ということは状態のいい体、状態の良い細胞が持つバイブレーションの形は6角形なのではと思い始めました。

この理想を信じるとすると6枚の花びら(6角形)を体に描くことによって、体、細胞はもともとの良い状態を思い出しやすくなるのではという結論に達しました。
これは僕の勝手な、こうあってほしいという信じたい気持ちによるもので、科学的、物理的には証明されたものではありません。

ここでお伝えしたいのは、科学で証明されていないことは真実ではないとなると、人々のそれぞれの祈りや理想も真実ではないということになるのではないでしょうか。

その写真集の内容も、著者をはじめその本に関わった方々の理想と祈りが形になったものだと思っていますので、僕は理想論として問題なく受け入れることができました。

様々な環境において、今よりも良い状態をそれぞれがそれぞれの理想と信念で願い、そして祈ることは個人の自由であり、また人として大切なことだと僕は思っています。

僕はあのタイミングでその写真集に出会えたことに感謝しています。

この時から僕は迷い無く6枚の花びらを中心に描くようになりました。

今もヘナ・セレブレーションはこの独自の技法を元に進化し続けています。

僕にとってヘナを描く時というのは、僕の理想の世界にかなり近づける時間です。
それはヘナという植物がそうさせてくれているのかもしれませんね。

ヘナを描く時に限らず、どこにいても、誰といても、何をしていても、どんな状況の中であっても、少しずつ自分の理想の世界…「そこ」にも近づいていけるよう毎日を悔いなく生きていきたいと思っています。

<坂田 幸也 Profile>
ヘナ・ヒーリング・アーティスト、パーカッショニスト、通訳、セドナ・ツアーコーディネーター

1986年 サンディエゴへ渡米
1989年 ガレージ・バンド結成
1994年 San Diego Mesa College Liberal Art 卒業後、抽象油絵画家として活動
1997年 セドナへ移住。陶芸とガラス細工のアーティスト、パーカッショニストとして活動
1998年 ヘナ・ヒーリング・アーティストに
2000年 日本へ帰国。現在、ヘナ・ヒーリング・アーティスト、山根麻以+Visions のパーカッショニスト、通訳、セドナ・ツアーコーディネーターとして国内外で活躍中

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