── 薬師寺さんの次の個展の予定など教えてください。
個展は年に2~3回くらい開催します。次回の個展は夏に名古屋、秋に大阪で開催を予定しています。
秋の大阪では、現代アートのギャラリーを借りていまして、インスタレーションの展示をします。
2スペースあるので、大きいほうのスペースに、ジェエリーをインスタレーション的に飾り、蓮と龍のアクリルのオブジェを創り、幻想的な空間を創り上げたいです。
小さいほうの部屋で、僕が三月に海で泳ぐので、その写真を紹介できたらと思っています。
── 今後はどんな作品を創っていかれますか?
ジュエリーを創るようになったり、色んな人と出会ったりする中で、もっと突っ込んだものを創りたいなと思っています。
今創っているイルカやクジラは、目の前にある世界のものなのですが、そのもう一つ奥みたいなのを創りたい。
それから、その前に、龍と蓮と、あと仏さんも彫りたいんです。
── もっと突っ込んだイルカやクジラの作品、とても楽しみです。それから、龍や蓮はすでにモチーフとなっていますが、新たに仏様を彫るということですが、これはどうしてでしょうか?
僕は、子供のころから、仏さんの絵ばっかり描いていた子供で、小学校3年生くらいの自由ノートとかに何体描いたかわからないくらい観音様を描いていました。
ある雪の降る日に、「仁王さんが描きたい」と父親に無理を言って、お寺に連れて行ってもらったこともありました。
うちのお墓があるお寺が国宝のお寺で、そこのお寺の山門の仁王門がすごく良くて、そこへ連れて行ってもらいました。
父親は車で待っているんですけど、僕は雪の中で仁王さんを描いていた思い出があるんです。
── 仏様を描きたいとか、彫りたいと思ったのは、何かきっかけがあったのですか?
いえ、妙に創りたかったんです。
ただ、彫りたかった。
僕、前世があるとしたら、たぶん昔彫っていたと思うんです。
高校3年生の時に、仏師になりたいと思って、友達にそれを言ったら、
「薬師寺がおかしくなった、武士になるとか言うてる」
「薬師寺だったらやりかねん」
とか言われて(笑)
「違う、仏さんを彫るんや」って言って。
ただ、前にお話したように、父親が倒れたので、父親の家業を手伝わなくちゃいけなくて。
「仏さんを彫りたい」という思いは、心の中の宝箱にしまっていたんです。
今、無性に仏さんをアクリルで創りたいんです。
2つイメージがあるので、それを創ろうと思っています。