
前作に続き、どんなに小さな子供でも、深い叡智を手に入れることができるということを書いています。体外離脱をして身体の外にいる時は、完全な意識状態、つまり、制限の無い広大な意識を手に入れた状態になります。確かに人は本当に制限に満ちた中で生きています。けれども、僕たちがまだ制限を知らない幼子のように、純粋な気持ちに返って生きるなら、制限のある肉体の中にいても、完全に全てのことに気づいた状態でいられるのだということを伝えたいと思いました。
ただね、このことで子供の頃、僕には深い悩みもあった。それは、いわゆる普通の子供たちと遊ぶことが難しかったことです。他の子供たちは大きな制限のある状態で生きているので、制限の無い状態を知った僕は、彼らと感覚を共有することが困難だったんです。また、8歳の子供であるにも関わらず、自分の親よりも色々なことを知っていたので、「自分は本当にひとりで生きていかなくちゃいけない」ということも知っていました。それはとても孤独で寂しかったですね。
全てのことを知りながら、その叡智を子供の身体の中に持って帰ってくることは本当に大変でした。小さな子供の身体の中に戻ってくると、体外離脱している時に自分がしていたことをだんだん忘れていってしまう。その広大な叡智を保持するためには、毎晩のように体外離脱する必要がありました。
イーライ(※著書に登場する、異次元の光存在。少年ゲリーをサポートし、『新次元の叡智』 とも言うべき宇宙の真理を伝授した存在)が、少年時代の僕の物理的な生活とスピリチュアルな人生の両方をサポートしてくれましたが、この人生を「実際に生きること」に関しては、イーライの教えはすぐに役に立つ訳ではありませんでした。ある時、イーライに言われました。「宇宙の叡智を全部知っていることは、人生に対する免疫ができるということじゃないんだよ。どんなに色んな事を知っていても、君は 『君の人生』 を生きていかなければいけないんだ」と。