
TOP>特集・コラム>ヘナアーティスト坂田幸也インタビュー「『本当の自分に出会う』ということ」

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坂田幸也(さかた・ゆきや) PROFILE
1965年生まれ、86年に渡米。94年 「San Diego Mesa College Liberal Art」 卒業後、抽象油絵画家として活動。97年セドナへ移住し、陶芸とガラス細工のアーティスト、パーカッショニストとして活動。98年ヘナ・ヒーリング・アーティストになる。2000年12月の帰国以来、ヘナ・ヒーリング・アーティスト、山根麻以+Visions のパーカッショニストとして活躍するほか、通訳やセドナ・ツアーコーデイネーターとして国内外で活躍中。 |
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ヘナ・セレブレーションとは‥‥
天然ハーブの髪染め剤として知られるヘナを絵の具として用いたボディーペインティングによるヒーリング
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 アメリカ先住民の聖地セドナでの生活体験
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聞き手 |
坂田さんの創始したヘナ・セレブレーションでは、古来、浄化作用があるとされてきたヘナ(Henna)のペーストを用いてクライアントの希望する体の部位に、美しい柄をフリーハンドで描いていきます。深緑色のヘナ・ペーストは酸化して黒く発色した後、乾燥して体の不要なものといっしょに剥がれ落ち、そして、その跡は日焼けしたような優しい色が肌に1週間ほど残るのです。
このようなヘナ・アートは海外では比較的ポピュラーな存在ですが、ヒーリングとして始めたのはおそらく坂田さんが世界でも初めて。どのような経緯で、坂田さんはヘナ・ヒーリング・アーティストとなったのでしょうか? その活動のバックボーンにはアメリカ先住民の聖地であるアリゾナ州セドナでの生活体験があるようです。 |
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坂田 |
セドナでは友人に恵まれ、一つの家を何人かでシェアする形で住んでいました。その仲間もなかなか面白い人ばかりで、すごくいいサポートを僕に与えてくれました。愛すること、そして愛されることを教えてくれたのは彼らです。
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「ヘナをする時もドラムを演奏する時も僕にとっては同じ意識です。ただ “静” と “動” という違いはありますが、祈りの意識の中で集中力を極めることと思っています」
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シェアしていた家のリビングルームには家具が一切なく、オムツ姿のような格好のおじいさんの写真があって、それがラマナ・マハリシ(インドの聖者)でした。そんな彼らとの出会いの中で、スピリチュアリティというものについて宗教的な枠組みにとらわれることなく、自然な形で受容できるようになった気がします。
セドナではタイ料理店で働きつつ、陶芸やガラス工芸の仕事もやっていました。お金はいつもなかったけれど、底をつく直前に仕事が飛び込んできて必要なお金の額だけきちんと入ってくる。シェアしていた家の賃貸契約が終わった時、僕はまだ新たな住居が決まっていませんでした。
決まるまでは車の中かなと思っていましたが、準備されていたかのように陶芸スタジオの2階がたまたま空いて、オーナーから住んでいいよと言われました。そんな具合に、必要なタイミングで必要なサポートが与えられるということをセドナでは毎日のように体験させていただきました。
日本に住んでいると、ついそのことを忘れそうになりますが、改めて意識すると、やはり 「どんな時でも見守られているんだな」 と感じますね。 |
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聞き手 |
そのように、自然な流れに感謝しつつ身を任せることで、必要なサポートが宇宙から与えられるということを実体験したセドナという場所は、坂田さんにとってどのようなところなのでしょうか。 |
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坂田 |
自分自身を見せられる場所だと思います。僕の場合、自分は 「これ」 だと思いこんでいる(同一化している)ものが淘汰された結果、最終的に残るのはこれ(身一つ)だという気づきに至りました。
自分自身にふり戻されるということですね。セドナの生活では何か出来事があって、そこから何かを理解すると、また次の日には新しい物事が起きるといった感じだったので、そこからほかの場所へ出かける余裕なんてありませんでした。毎日が自分を見せられる旅のようでした。
そう、セドナは自分の内面からの声を聞きたいとき、それに必ず答えてくれる場所だといえそうです。
ご存じだと思いますが、セドナにはスピリチュアルなことに関心のある人がたくさんやってきます。各自、それぞれの目的や思いがあってセドナに来られると思いますが、何か不思議なものが見えるようにとか、高い次元のスピリットと接するようにといった目的を持つのはあまりにも小さすぎて、時間の無駄のような何か違う気がします。自分自身の内面の真実としての 「神さま」 の声を聞くというのなら分かるのですが……。 |
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聞き手 |
スピリチュアリティを求めてセドナにやってくる人々が、まず向かうのがボルテックス(渦巻き)と総称されるパワースポットです。有名なボルテックスとして、カセドラル・ロック、ベルロック、エアポートメサ、ボイトンキャニオンなどがあり、それぞれ女性性のエネルギーを持つもの、男性性のエネルギーを持つものに分けられています。 |
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坂田 |
僕はカセドラル・ロックが好きです。下から見上げると結構高さがあって、きつそうに見えるんですが、年配の方でもいざ登りはじめるとすいすい登っていく。やはり、何かのサポートがあるんでしょうね。降りてきてからも疲れはなく、かえって爽快な気分になります。 |
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アリゾナ州セドナにあるカセドラル・ロック。かたちがゴシック建築の教会のようにみえることからその名がついた壮麗な岩山。感情や直感的エネルギーで愛を深め、また感性を研ぎ澄ますことが出来る場所とされている。
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ロングキャニオン。「人類はここから生まれてきたとネイティブアメリカンから聞いたことがあります。ぼくは、この場所に行くと地球の子宮に戻ったような感覚になって、ここに行く度に自然のこと、自分のこと、周りの人たちをより愛おしく感じるようになれます」
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