古い脳を様々な角度から刺激してみませんか?

脳にはまだまだ多くの秘密が隠されているといわれていますが、その中でも感情や本能といった人間を成り立たせる根本となる要素を司っているのが「大脳辺縁系」です。こちらは人間だけでなく、多くの動物にも共通している点が多いことから、「古い脳」と呼ばれています。

脳は、私たちが日常生活を送る上で受け取っている様々な情報を処理しているわけですが、それらの情報は視床下部を経由し、知性を司り、動物の中で人間が最も発達していることから「新しい脳」と呼ばれる「大脳皮質」に伝わり、最後に大脳辺縁系に到達します。

しかしながら、ダイレクトに大脳辺縁系を刺激する情報もあります。それが「匂い」。視覚、感覚、聴覚、味覚、嗅覚という5感の中で嗅覚だけが大脳皮質を経由することなく、大脳辺縁系に伝わるのです。そのために、かつては大脳辺縁系は嗅覚と関連した部分であると考えられていたほどなのです。

お香やエッセンシャルオイルなどといった、香りを使った癒やしの技法が古来から現代まで続いているのは、嗅覚が持っているこのような特性を、無意識のうちに私たちが理解していたためなのでしょう。

COCORiLA読者の皆様ならば、お気に入りのお香やエッセンシャルオイルがあったり、香りの効能で癒やされたことがある、という方も多いかも知れませんが、いい香りだけでなく、今まで経験したことがないような香りにも接してみたいとは思いませんか? 新しい香りに接することで今まで気がついていなかったような感覚が開かれるかもしれません。

そんな、今までに出会ったことがないような珍しい香りを感じることのできるイベントが本日から開催されます。それが池袋PARCOで行われている「におい展」。

そのものズバリのタイトルですが、『「悶絶」から「美臭」まで』というキャッチコピーからもわかるように、世界一臭い食べ物といわれている「シュールストレミング」や、臭いことで有名な「臭豆腐」や「くさや」といった有名な悪臭を放つ食材から、最高級の香料として知られている「麝香」や世界で最も高価とされる香料である「イリス」などといった、貴重で良い香りの素材までが展示されています。

さらに、「足の臭い」や「加齢臭」といった人間由来であり普段嗅いでいながらも、なかなか真剣に吟味することのない匂いもあるなど、ジャンル毎に色々な香りが体験できるようになっているのです。また、歴史的価値の高い香水蒸留器なども展示されていますので、知的好奇心も満足させることができるでしょう。

こちらは本日から2月25日まで開催されているということですので、香りに興味のある方はもちろん、新しい感覚の扉を開いてみたい方も、足を運んでみることをオススメします。

におい展(公式サイト)