冬の定番に一手間加えて気の巡りを良くする

冬の定番といえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか? 今回は冬にかかせない果物にちょっと手を加えることで、冬を健康で乗り切るための方法を紹介しましょう。

冬の定番の果物といえば、なんといっても「みかん」。こたつとみかんというのは、日本の冬の風物詩といっても過言ではありません。みかんには多くのビタミンCが含まれており、それだけでも身体にいい果物ではありますが、一手間加えることで、よりその効能がアップするのです。その一手間とは「焼く」ということ。

とてもシンプルですが、みかんを焼くことによって、皮に含まれている「βクリプトキサンチン」という成分が果肉に浸透します。この成分は強い発がん抑制作用と抗酸化作用を持っています。つまり、がんを予防できるだけでなく、老化防止にもなるというわけです。

また、みかんの皮は「陳皮」という漢方薬として使われるだけあって、他に「ナリンギン」という成分も含まれています。こちらは、胃腸の働きを助け、喉の炎症を抑え、神経の興奮を鎮めるといった力をもっているのです。

こういった効能をすべて取り入れる為には、みかんの皮を食べる必要があります。生のみかんの皮を食べるというのは無理ですが、焼くことによって皮も食べることも可能となります。ただし、その場合は無農薬で栽培されたみかんを選ぶことが必須となります。

最も食べにくい皮ですら焼くことで食べられるようになるわけですので、普段口に触ってしまうために取り除かれるような、果肉の袋や白い筋も食べやすくなります。白い筋には「ヘスペリジン」という抗アレルギー、抗ウィルス作用をもった成分が含まれているのです。

また、エネルギーレベルで見ると、焼きみかんは気の巡りを良くするという効能もあります。それによって新陳代謝が活性化されますので、身体が温かくなり寒さ対策になるだけでなく、ダイエット効果も得ることができます。ついつい食べ過ぎてしまう通常のみかんと比べて、焼きみかんは食べるのに時間がかかるだけでなく、満腹感も高いので、ダイエット食にぴったりというわけです。

そんないいことずくめの焼きみかんの作り方はとっても簡単。そのままオーブントースターにいれて、皮に焦げ目がつくまで加熱するだけ。オーブントースターの温度によって違いますが、10分以内に完成します。トースターがなくても、フライパンでも魚焼きグリルでも、最悪の場合直火でも、皮に焦げ目がつくまで焼けばOKです。

健康維持、風邪からの回復、冷え予防、ダイエット、気の強化などといった多くの効能をもたらしてくれる焼きみかん。今年の冬は新定番として食べてみてくださいね。