悪魔祓いは究極の癒やし

現在、エクソシスト、すなわち悪魔祓い師の需要が増えているという記事を以前紹介したことがありますが、世界でも特に悪魔祓いが行われている土地である「シチリア」において収録されたリアルなドキュメンタリーが公開されています。

そのドキュメンタリーのタイトルは『悪魔祓い、聖なる儀式』。実際にエクソシストに密着取材して作られたこちらの映画は、第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で最優秀作品賞を受賞しています。

イタリアのシチリア島といえば、かつては「マフィア」で有名でした。名作『ゴッドファーザー』をはじめとして、様々な映画やドラマのモチーフとなった犯罪組織であるマフィアは、シチリア島が起源。あまりにも有名になったために、犯罪組織の代名詞として使われることもあるほどです。

そんなシチリア島ですが、ここ十数年でマフィアの島以外の異名が増えました。それが「悪魔の集う楽園」というもの。悪魔とはマフィアのことではなく、そのものズバリ、キリスト教が示す悪魔のことです。

なぜ、このような異名がついたのかというと、イタリア全土に登録されているエクソシストのうち、2割以上がシチリア島に住んでいるからなのです。ひとつの島にこれだけの数のエクソシストが存在し、なおかつ、誰もが忙しく活動しているのですから、悪魔がシチリア島に集っていると考えられても不思議ではないでしょう。

そんなシチリア島で活動するエクソシストのひとりである「カタルド神父」に密着取材した結果生まれたのが『悪魔祓い、聖なる儀式』です。ナレーションやホラー的な演出なしで、悪魔祓いの現実、そして、そこに訪れる人々の日常を描いています。

エクソシストといえば、リメイクもされた映画版が有名ですが、そういったホラー映画とは一線を画したこちらの作品は、「悪魔祓いがもつ癒やし」という側面にも触れていますので、スピリチュアルな観点からみても、興味深いものといえるでしょう。予告動画がありますので、まずはこちらをご覧になってみてください。

こちらの映画、すでに公開中ですが、残念ながら公開されている映画館は少なく、東京でも単館上映となっています。しかしながら、エクソシストという存在にリアルに迫ったものだと思いますので、予告編を見て興味を引かれたならば、映画館に足を運んでみて損は無いでしょう。