ついにヴォイニッチ写本が解読された!?

COCORiLAで、これまでに何度も紹介してきた『ヴォイニッチ写本』。数百年にわたって解読されてこなかった写本がついに解読されたというニュースが流れました。

今までにも、さまざまな角度から『ヴォイニッチ写本』は分析されてきましたが、今回の説によると、古いラテン語をベースに、独自の略語を使って記述したために謎の暗号のように思われたというのです。

さらに、『ヴォイニッチ写本』に描かれた図にも注目したところ、謎だとされていた多くの図の中に、古典の医学書に描かれたものを模写したのではないかというものがいくつか見つかったのです。

これらのことを総合したところ、『ヴォイニッチ写本』とは、「女性の健康に関するマニュアル」だったというのが、今回の解読の結論となっています。女性の健康に関するマニュアルとはどういうことなのかというと、かつて流行していた女性のための温泉での入浴法や、体内浄化などの方法が書いてあるということになります。

謎の植物とされていたものはなんだったのかというと、古い医学書や薬草学の本に描かれたものの模写だが、写し方が稚拙だったために、謎の植物に見えたという、前述の文字が略語を多用したためにわからなかったというのとあわせて、ちょっと苦しい解読法といえます。

実際に、この解読が発表されてから、専門家からは、多くの疑問が呈されています。模写が稚拙だったという絵の類似に関しては10年以上前からすでに指摘されているものであり、略語とされているものも、言語学的に見ると、『ヴォイニッチ写本』に書かれている文字は数が少ないために、略語というだけでは説明しきれないというのです。

入浴している図がヒントになったのではないかといわれている今回の解読、古くから謎とされていた『ヴォイニッチ写本』が女性のための温泉での美容健康マニュアルだというのは、ちょっと面白いかもしれませんが、だとしたらなぜわざわざマニュアルを略語にしたのか? という素朴な疑問を含めて解読されないものも多くありますので、本当に解読されたのかは、今後のさらなる研究成果を待ちたいと思います。