ソルフェジオ周波数の嘘と本当

最近ではすっかり一般的になってきたソルフェジオ周波数。チューナーやCDなども多く販売されていますが、本当に古来から存在していたのかを疑問視する説もでてきました。

ソルフェジオ周波数は、古代の叡智といわれることが多いものです。こちらは、有名な528HzのDNAを修復するという音階をはじめとして、文字通り周波数で表されますが、実は「Hz」という概念が考案されたのは、1930年代なのです。

ちなみに、それまでの周波数は「サイクル毎秒」という単位が使われました。つまり、制定されてから、まだ80年余りしかたっていない比較的新しい単位なのです。ソルフェジオ周波数はよくグレゴリオ聖歌との関連が取り沙汰されますが、グレゴリオ聖歌が広まったのは、9世紀から10世紀とされていますので、その時代にはHzという概念自体が存在していなかったのです。

周波数という概念はなくても、エネルギー的に音を感じ取って設定したものを、現在のHzで表現しているのではないか? という反論があるかもしれません。確かにその可能性は否定できません。古代の人は現代人よりも遙かに直感に優れていましたので、周波数などがわからなくても、癒やしの音律を発見できたというのはありえるでしょう。

しかしながら、そもそもソルフェジオ周波数は、音ではなく、先に「周波数の数字ありきで成立している可能性が高い」のです。ソルフェジオ周波数とカバラ数秘術が関連しているという説を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

数字という観点からみると、ソルフェジオ周波数はすべてが3で割り切れることがわかると思います。さらに、カバラ数秘術の基本ともいえる、数字を足していって、最終的に一桁にするという作業を行うと、369という数字が繰り返されることがわかります。

具体的にいうと次のようになります。

174Hz、417Hz、741Hz=3
285Hz、528Hz、852Hz=6
396Hz、639Hz、936Hz=9

このように区分けすると、それぞれの内容もある程度同じような傾向になっているようにも思えます。例えば、有名なDNAを修復する528Hzと同じグループの、285Hzは意識の拡大、852Hzは直感力の覚醒というように、スピリチュアルな分野に特にフォーカスされているようなのです。

つまり、ソルフェジオ周波数というのは、音楽が先にあったわけではなく、カバラ数秘術をベースに数字が先にあり、それを周波数に当てはめていった可能性が高いといえるでしょう。これならば、古代の叡智にもかかわらず、新しい単位であるHzが採用されていたとしても不思議はありません。

では、ソルフェジオ周波数というのは完全に嘘なのでしょうか? グレゴリオ聖歌との関連などは、限りなく嘘の可能性が高いといえますが、カバラ数秘術自体は古代からの叡智であり、数字に意味を持たせるというのも、世界各地で存在している概念です。それを活用して産み出された周波数ですので、そこに何らかの神秘的な力が秘められている可能性は充分にあるといえるでしょう。

ある意味では古代からの叡智と、現在の緻密な周波数を出せる科学との融合によって産み出された「新しい癒やしの形がソルフェジオ周波数」といえるでしょう。カバラ数秘術以外の数を用いる技法を身につけている方は、それをベースに新しい周波数を考えてみるのも面白いかもしれませんよ。