重要だけれども意外と注目されていない御神酒の本が登場

御神酒というと、神社にはつきもの。自宅の神棚にもきちんと御神酒をあげているという方もいらっしゃるかもしれません。神道では、とても重要とされる御神酒なのですが、神社が注目されている昨今でも、あまりフォーカスされることはありませんでした。

COCORiLAでは、今までにも御神酒の意義や、神社で日本酒を飲むイベントなどを紹介してきていますが、「御神酒上がらぬ神はなし」という言葉があるように日本の神様にとっては、とても重要なものです。

かつては、御神酒は神社で造られていました。日本酒の素材となるお米は、日本人にとって特別な意味を持つ農作物だったわけですが、そんなお米を醸造することで産み出されるお酒は、より手間暇をかけたことによって、神様への最高の捧げ物とされたわけです。

そんな捧げ物ですので、神社で造られていたのも当然ですし、現在でも伊勢の神宮では三種類のお酒を自ら醸造しています。これは「白酒」「黒酒」「醴酒」と呼ばれています。ちなみに、一般的にイメージされる御神酒は「清酒」とされているようです。

かつては伊勢の神宮のように、どこの神社でも普通にお酒を造っていたのですが、明治時代に酒税法が作られ、お酒を造るのが免許制になってから、大きな神社以外は酒造免許を取得することはなく、地元の酒屋から調達することが基本となりました。

御神酒というのは特別なもののように思えるかもしれませんが、基本的に神様へと捧げたお酒はすべて御神酒となります。逆にいえば、神社で造ったお酒であっても、神様に捧げなければ御神酒ではないのです。

このような以外と知られていない御神酒に関する情報や、現在でもお酒を造っている神社、さらには、自分で作っていなくても独自の御神酒を授与してくれる神社の情報などを一冊にまとめたのが『神様が宿る御神酒』(著作:大浦 春堂 神宮館刊)。

元々、日本酒自体、とてもスピリチュアルな力をもっているというのは、以前紹介しましたが、御神酒は前述したように神様に捧げられたものですので、その神社に祀られている御祭神のエネルギーが込められていることになります。

神社を訪れることで、パワースポットとしてのエネルギーを取り入れることもできますが、日本酒という古来から伝わるエネルギーが蓄積されやすい液体に、御祭神のエネルギーこもった御神酒は、神社のエネルギーをより効果的に取り入れることができるアイテムです。

スピリチュアルな観点からするととても強力なアイテムでありながら、以外と注目されていなかった御神酒。興味のある方は神社を訪れた時には、御朱印やお守りだけでなく、御神酒もチェックしてみてください。また、より深く知りたい方は、前述の本を手に入れてじっくりと読んでみて下さい。より神社を楽しめるようになるはずです。