ドラゴンの血が怪我を癒やす

ドラゴン、すなわち龍というのは、実在する動物ではありませんが、スピリチュアルな世界ではそのエネルギーの強さから人気を集めています。そんなドラゴンが持つ力が最近になって実証されました。

ドラゴンの血というのは、古来から強い力を持つとされていました。ドラゴンの血を浴びることで不死身の力を得たというジークフリートの逸話は有名ですが、スピリチュアルな儀式で使われるオイルにも、「ドラゴンズブラッド」というものがあるほどです。

といっても、実際に伝説に出てくるようなドラゴンというのは存在していません。しかし、空を飛んだり、火を噴いたり、言葉を話したりということはありませんが、かつてはドラゴンとして神聖な動物と考えられていた生物は実在します。

その動物とは「コモドオオトカゲ」。そのものずばり「コモドドラゴン」などとも呼ばれています。こちらは、インドネシアに生息する希少動物ですが、最大では3メートルもの大きさになるトカゲであり、、伝説としては古くから伝えられていても、実際に発見されたのが、今から100年ほど前ということもあり、その生態は謎に包まれています。

例えば、噛みつかれることで、口中に存在する細菌が傷口に感染し、それによって獲物が敗血症で死亡すると考えられていましたが、2009年には、コモドオオトカゲはそもそも毒をもっており、それによって血液の凝固を妨げ、失血によって獲物を死亡させていたことがわかっています。2006年に雌だけで卵を産むという単性生殖が確認されるなど、近年にいろいろな謎が明らかになっています。

そして、最近になって実証されたのが、コモドオオトカゲの血中に含まれた「DRGN-1(ドラゴン1)」という物質が、強力な殺菌作用を持つだけでなく、治癒を促進する力があるということがわかりました。その名称からもわかるように、まさに伝説のドラゴンの血と同じような力を持っているわけです。

ちなみに、DRGN-1は現在のところ、その効果がマウスで実証された一種類の成分であり、今回コモドオオトカゲから採取された血液には、ほかにも抗生物質として使える可能性がある物質が40種類以上も存在しているのだそうです。

コモドオオトカゲは珍しい動物であり、絶滅危惧種にも指定されているために、すぐにその血液が活用されることはないかもしれませんが、今後、様々な謎が解明されてきたら、本当にドラゴンの血という名称をもった薬が登場するかもしれないと考えると、なんとなくロマンを感じてしまいませんか?