今の季節に嬉しい、身体を温めエネルギーを強化してくれるスパイス

寒い日が続きます。本日は都心部でも雪が降るのではないかといわれていますが、そんな寒い時期に心強い味方になってくれるスパイスを紹介しましょう。

そのスパイスとは「ガランガル」。「カー」などとも呼ばれています。見かけはショウガに似ていて、効能も近いのですがショウガとはまた違った風味と、薬効が備わっているものです。

東洋医学では胃腸や呼吸器の疾患などに適用するだけでなく、粉末にしたものを皮膚炎の炎症を抑えるために使ったりもしていました。さらに、最近の研究ではガランガルに含まれている「ジアリルヘプタノイド」という成分が、がん予防効果を持っているとされ注目を集めています。

そんなガランガルは東南アジアでよく使われていますが、中世にはヨーロッパにまで伝来していました。そこでは、中世最高の賢女と呼ばれ、世界ではじめて女性としてハーブ研究の書物を記したヒルデガルト・フォン・ビンゲンに見いだされ活用されました。

彼女は修道女でありながら、ハーブやアロマなどに深い造詣をもっていた人物。そんなヒルデガルドはガランガルを身体を温め、強いエネルギーを与えてくれるハーブとして重用していたのです。

ヒルデガルドが残したレシピを元に作られたハーブティ、というものが現在でも販売されているのですが、その中の「あたためるお茶」には、セージやタイム、フェンネルといったハーブと一緒にガランガルも配合されています。

ガランガルのシンプルな使い方としては、ヨーロッパではリキュールの風味付け、東南アジアではすりつぶしてライムとまぜて強壮剤として飲むなどというものがあります。しかしながら、独特の香りをもっているために、このような使い方は慣れていないとなかなか受け入れがたいかもしれません。

そこで、身体を温めて、なおかつエネルギーを強化してくれるガランガルを美味しく取り入れることのできる食品としてオススメなのが「トムヤムクン」。爽やかな香りと辛みが女性にも人気のスープですが、実はその香りの決め手となるのがガランガルなのです。

本格的なトムヤムクンを出すお店では、ガランガルを使っているところがおおいと思いますが、より確実にしたいならば、トムヤムクンのレシピを検索してガランガルが使われているものをチョイスするといいでしょう。

寒い冬をパワフルに乗り切るためにガランガルを活用してみて下さいね。