復活した星の神様を祀る神社

お寺や神社は時の政府の都合によって、様々な迫害を受けてきました。神仏習合によって、神社がお寺になったり、廃仏毀釈によって寺院が取り壊されてしまったりしました。このようなことで失われていた神社が、今年ひとつ復活しました。

人口の低下及び檀家制度や氏子制度が年々崩壊していく中で、神社やお寺の存続が危うくなっている時代にも関わらず、神社が復活するというのは非常に珍しいケースと言えるでしょう。

今回復活したのは、佐賀県伊万里市の「七幸神社(しちこうじんじゃ)」。こちらは明治4年に明治政府による神仏分離令によって廃止されていたものであり、145年ぶりに神様が戻ってきたことになります。

名前からはわかりにくいですが、元々は北辰信仰、すなわち星の神様を祀っていたと考えられています。七という文字が入っていることから、北極星ではなく、北斗七星だったのかもしれませんが「ホシミのかみさま」と呼ばれ、観星台が設置されていたこともあったようです。

今回の復活では「妙見尊星王」が御祭神として迎えられたということであり、神仏分離令で廃止されたことからもわかるように、純粋な神社というよりも神仏習合色の強い神社といえるでしょう。

そもそも、こちらの神社は壱之寺というお寺の境内にあります。とはいっても、神社として神社庁に所属したり、仏教宗派などには所属せずに、「今までにない形のパワースポット」として広げていくのだそうです。

こちらの壱之寺というお寺は、新鮮な「生酵母」を使った酵素菜と呼ばれるメニューを提供するお寺カフェをやっていたりと、なかなか幅の広い活動をされているようですので、現在は祠しか存在していない七幸神社が、今後、本殿が建立されるときには、今までの神社とは異なった面白いものが出来るかも知れません。