日本一有名なパワースポットの中のパワースポット

日本には多くの神社仏閣があり、パワースポットと呼ばれている場所も多く存在していますが、その中で、最も知名度があるのは「伊勢神宮」でしょう。とはいっても、厳密には伊勢神宮という神社は存在しません。

伊勢には、100以上の神社が存在しており、総称として伊勢の神宮というようになりますが、一般的に伊勢神宮と呼ぶ場合は、「内宮」が対象となることが多いようです。伊勢の内宮には「天照大神」が祀られていることもあり、人気が高いのです。

そんな内宮の境内にある「荒祭宮」をご存じでしょうか? こちらは単なる境内社ではなく、「別宮(わけみや)」と呼ばれており、正宮に次いで尊ばれている神社です。内宮の別宮は10ヶ所あるのですが、その中で「荒祭宮」はもっとも位が高い場所でもあります。

他の別宮に比べると、建物も比較的大きく、なおかつ祭礼や神饌なども正宮とほぼ同等に行われ、皇室の勅使も訪れるなど、特別な扱いを受けている場所である荒祭宮は、天照大神の荒魂を祀っているといわれています。

荒魂には、様々な解釈があるのですが、一般的にはより行動的で動きの激しい神威を表しているとされ、そのために、内宮を訪れたときには正宮では感謝を伝え、現実的な願い事は荒祭宮で行うといいという説も存在します。

こちらには、天から降りてきたといわれている「踏まぬ石」などもあり、内宮が誕生する前からのパワースポットだったのではないかともいわれています。現代では、天照大神の荒魂とされている御祭神も、瀬織津姫や八十禍津日神とされていたこともありました。この二柱はよくセットで祀られますが、祓いの女神と、祓われる側の穢れの元締めといった感じです。瀬織津姫と天照大神の関係についても、さまざまな説がありますが、そのあたりはまたの機会に譲るとして、古い時代の荒祭宮の御祭神に関しては、今でも多くの研究が続けられており、様々な御祭神が提唱されていることは確かです。

実際にエネルギーを感じてみると、内宮に比べて質が違うことがわかると思います。これは、内宮の周りには常に人が多く居て参拝しにくいなどの理由もあるかもしれませんが、内宮創建前から存在していた祭祀遺跡の名残だとするとそのエネルギーの違いにも納得がいきます。

暖かい季節になって、伊勢を訪れるという方も多いかもしれませんが、内宮を訪れた際には是非、荒祭宮にも足を運んで、そのエネルギーを感じてみて下さい。