ハロウィンは恋を占う日だった

10月も中旬に入り、街中ではすっかりハロウィンムードが漂っています。クリスマス前の一大イベントとして、日本でもすっかりと定着してきたハロウィン。COCORiLAでも、その成り立ちなどについては、何度も紹介してきました。

今回は、意外と知られていないハロウィンのもうひとつの顔について紹介したいと思います。スピリチュアルな観点からすると、ハロウィンというのはこの世とあの世の境目が曖昧になる日であり、西洋風のお盆ともいえるものであり、一般的には仮装をしてお祭り騒ぎをするというイメージが強いものです。

しかしながら、中世にはハロウィンは「占いの日」として知られていました。西洋では、バレンタインデーなどに、愛の占いを行ったりする風習がありますが、そういった占いの始まりはハロウィンだといわれているのです。

そのために、さまざまな占いがハロウィンでは行われていました。その一つが「木の実」を使ったものであり、中世では「ナットクラックナイト」というのが、ハロウィンの別名とされていたほどポピュラーだったようです。これは、カップルが自分たちの未来を予言するために、クルミを割るという占いでした。

クルミ割り器を使ってクルミを割って、容器から実を取り出した時に、殻の半分以上がそのままの形で残っていれば、ふたりの愛は完全であり、真実であるとされました。反対に殻が粉々になってしまっていたら、ふたりの愛も脆いものであるとされたのです。

また、クルミを殻に入ったままで暖炉に投げ入れて、火であぶられたクルミが大きな音を立てて爆ぜた場合は、その愛には可能性があるとされ、音を立てずに燃え上がった場合は、愛も一瞬だけ燃えてすぐになくなるとされました。これは、カップルで行うだけでなく、栗の実に好きな人の名前を書いて、同じように爆ぜ具合によって相性を占ったりと、色々な木の実で行われていたようです。

木の実と並んでハロウィンに必須だったものが、「リンゴ」。今ではハロウィンといえばカボチャがメインとなっていますが、中世にはリンゴのほうがメジャーでした。なぜならば、リンゴを使った「アップルボビング」もしくは「ダックアップル」と呼ばれる占いが行われていたからなのです。

方法は簡単で、基本的には水に浮かべたリンゴを、手を使わずに口で取るというもの。制限時間内にどれだけリンゴを取ることが出来るかというゲーム形式のものもありますが、リンゴに思い人の名前を刻んでおき、そのリンゴを何回目で取ることが出来たかによって、その恋愛を占うという方法もありました。

リンゴがこのように使われるようになったことには諸説あり、悪霊が水を恐れるために、水の中に浮かべたリンゴをとることで、魔除けの意味合いがあったというものや、ハロウィンの起源のひとつといわれる、古代の豊穣を祝うお祭りではリンゴがシンボルになっていたというものもあります。

木の実にせよ、リンゴにせよ、共通するのは恋愛について占いをすることができるということです。あの世とこの世の境が曖昧になったハロウィンは、インスピレーションを受け取るにも最適の日といえますので、興味がある方は、今年のハロウィンには、占いを行ってみてはいかがでしょうか?