2008年以降に産まれた人は長生きする?

年明け早々、イギリスの学術専門誌『Proceedings of the Royal Society B』に興味深い研究結果が発表されました。それは、太陽活動によって寿命が変わるというもの。

ノルウェー科学技術大学が行ったこの研究によると、教会に記録されていた1676年~1878年に生まれた8600人の人口統計データと、太陽の活動周期を観測したデータを重ねて分析することで、強力な太陽フレアが発生する「太陽極大期」に生まれた人たちは、「太陽極小期」に生まれた人たちよりも、平均して寿命が5歳短かいという結果がでました。

太陽の活動は約11年収期で繰り返されるといわれており、太陽の黒点数などから、どれだけ活発に太陽が活動しているかどうかということがわかります。

以前にもちらっと紹介したことがありますが、黒点が多い、太陽が活発に活動している時に大きなものが生じる「太陽フレア」という現象は、地球にまで影響を与え、場合によっては電子機器などがダメージを受ける可能性があるともいわれています。

地球には磁気圏があるために、放射線はかなり防げていますが、それが無ければ人間が即しするほどの強さがありますが、今回の寿命が短くなる原因としては、紫外線の影響が有力視されています。太陽の活動は紫外線の放射量とも関連があり、それによって人体内にある葉酸が劣化し、胎児の死亡率が上昇しているのではないか、というのです。

とはいっても、あくまでも今回の研究はノルウェーというひとつの地域だけでの結果ですので、研究チームはこれから、色々な地域で研究を続けていくということです。

ちなみに、現在の太陽活動はどのようになっているかというと、2008年12月からはじまったサイクルは、ここ数百年でもっとも活動が弱いといわれています。

日本では少子高齢化が話題となっていますが、地球全体からみると人口増加は大きな問題となっています。そんな中で、寿命が延びていくとしたら、果たしてそれはどういう意味をもつのでしょうか?

太陽という偉大なエネルギーは、これからの世界にどんな影響を与えていくのか、これからも目が離せない要素といえるでしょう。