心と体の密接な関係

体の痛みや病気というのは、自らの思考、つまりは心によって引き起こされるという考えがあります。全世界で3500万部も売り上げたという『ライフヒーリング』で、「ルイーズ・L・ヘイ」さんがこのことについて詳しく解説していますが、似たような思想は東洋にも古くから存在しています。

ルイーズさんは、その著書の中で、自らの体に起こっている不具合がどのような精神的な要因によって引き起こされるのかを解説しています。

たとえば、頭痛は「自己批判」、肺炎は「絶望、強い心の痛み」、肝炎は「変化に対する抵抗、怒り、憎しみ」といったような具合です。

このように体に影響を与えている感情を知ることができれば、それとは反対の感情を積極的にもつことで、感情を落ち着かせて、最終的には体も癒されていくというわけです。

『ライフヒーリング』はとても有名な本ですので、COCORiLA読者の皆様ならば、すでに読んだことがある、という方も多いと思いますので、このような発想は比較的当たり前になっているかもしれません。

最近、感情がもたらす体の痛みを紹介した「ペイン・チャート図」がネット上で話題となっています。こちらは、病気などよりも、痛みにフォーカスしたものなのですが、心と体の関係性というのが多くの人には新鮮だったのかもしれません。

しかしながら、感情が体に影響を与えるというのは、遙か昔から考えられていました。中国で生まれた五行思想では、すべての要素を「木火土金水」に分類するのですが、そこには体と感情の関係もしっかりと含まれているのです。

たとえば、五行思想でいうと肝臓は「木」に分類されます。木の感情は「怒」となりますので、怒りをもつことで、肝臓が弱くなってしまうといわれています。味でいうと「酸味」となるので、酸っぱいものばかりとっていることによっても、肝臓が損なわれるのだそうです。

ちなみに、「火」は心臓であり、度が過ぎた笑い、「土」は胃や脾臓で、思い悩みすぎること、「金」は肺であり、嘆きや悲しみ、「水」は腎臓であり、怖れや驚きなどというようになっています。

五行思想はそれぞれの要素のバランスなども密接にかかわっていますので、単純に感情だけでみることはできないのですが、一つの要素として、自分の感情と臓器を対応させてみるというのも面白いかもしれません。