本日、10月30日は「香りの記念日」。比較的最近制定された記念日で、1992年に石川県七尾市において、第7回国民文化祭「世界の香りフェアIN能登」というイベントが10月30日に開催されたことを記念して制定されたもののようです。

香りにはスピリチュアルな力があるというのは、COCORiLAでも数え切れないほど紹介していますし、アロマテラピーをはじめとして、香りを利用した癒やしというのも多くあります。ということで、今回は香りの記念日を制定した七尾市にちなんだ香辛料を使ったお守りの作り方を紹介したいと思います。

その香辛料とは「丁字(ちょうじ)」。「クローブ」という名前の方が一般的かも知れません。七尾市のシンボルともなっている丁字ですが、インドネシア原産のこの香辛料は。紀元前から人類によって活用されてきました。日本にも奈良時代には伝わっていたようで、正倉院の宝物として当時のクローブが現在も残っているのだそうです。

クローブは殺菌力が強かったことから、食物の保存と味付けのために古来から使われていましたが、現在でも肉の臭みをとったり、その独特の臭いをお菓子につけたりと大活躍の香辛料です。さらに漢方薬としての力ももっており、胃腸の消化機能を促進したり、吐き気を押さえる効果や、歯の痛みを抑える効果、体を温める効果などもあるといわれているのです。

さて、そんなクローブですが、今の時期だからこそ作れる「香りのお守り」を作るのに、クローブが必須だというのをご存じでしょうか? そのお守りの名前は「フルーツポマンダー」。中世の西洋では疫病よけ、魔除け、そして幸運をもたらすお守りとして大流行し、現在でもクリスマスプレゼントなどに手作りのものが送られているのだそうです。

具体的にどういうものなのかというと、オレンジやリンゴといった球場の果物にクローブをさし、スパイスをまぶして乾燥させたもの。生の果物を使うので腐ってしまうんじゃ? と思うかも知れませんが、クローブの強力な殺菌力で果物が腐敗せずに、綺麗に乾燥するのです、言い方は悪いかも知れませんが「果物のミイラ」といえるかもしれません。

フルーツポマンダーは乾燥させる必要がありますので、秋から冬にかけて作るのがベストです、乾燥に1ヶ月ほどかかることを考えると、クリスマスプレゼントに渡そうと思うと、その中でももっとも制作に適しているのが今の時期ということになるのです。

それではさっそく作り方を紹介しましょう。

・まず最初に必要な材料を集めます。一番ポピュラーなオレンジポマンダーを作ってみましょう。基本の材料は次のようになります。【オレンジ1個、乾燥したクローブを40~50グラム程度、スパイス粉をお好みで10グラム以上】

注意する点としては、クローブはスパイス状になったものでなく、そのままの形でクローブを乾燥させたものを用意しましょう。丁字という名前の由来にもなった、花のつぼみが釘のようになっているその姿が重要となります。

スパイス粉については、シナモンやオールスパイス、カルダモンなどを自分で好みによってブレンドしてもOKですし、ハーブ専門店にはフルーツポマンダー用のスパイスが用意されていますので、それを購入してもOKです。

・材料がそろったら竹串などの先のとがったものでオレンジに穴をあけていきます。穴の量に決まりはありませんが、クローブを後から差し込むことを考えて間隔を考えて穴をあけます。深さは皮だけでなく、果実にまで届くようにするのがポイントです。

・穴をあけたらクローブを丁寧にさしていきましょう。このときクローブの先が果実にまで届いているのを確認しましょう。届いていないと殺菌作用が発揮されずに腐ってしまうことになります。

・紙袋の中にブレンドしたスパイス粉をいれて、その中にクローブをさしたオレンジをいれます。時々転がしながら涼しい場所で1ヶ月ぐらい乾燥させます。紙袋に空気穴をあけておくとよりベストかもしれません。

完成したら、お皿の上においたり、つるしたりしてその香りを楽しみます。プレゼント用にリボンをかけたいという方は、前もってリボンをかける部分にテープを貼って、そこ意外の場所に穴をあけるようにしましょう。完成後にテープをはがしてから、リボンをかけてください。

元々は魔除けや病気よけの意味合いをもつ、フルーツポマンダーですが、クローブの香りはゴキブリが嫌うといわれていますので、ゴキブリよけのお守りとしても使う事ができます。クリスマスにぴったりの、自然がくれた香りのお守り。是非、作ってみて下さいね♪