皆さんは「Ebay(イーベイ)」というサイトをご存じでしょうか? このサイトは海外ではもっともメジャーなオークションサイト。日本でいうと「Yahoo!オークション」のようなものです。そんな Ebay で最近ちょっと面白い規約改定が行われました。

今回改訂された規約によると、2012年9月から呪文や呪術、魔法、魔法薬、ヒーリングなどが商品として出品できなくなり、今まではあった霊視やタロット占いなどの項目も廃止されるのだそうです。

オークションで呪文って一体何? と思うかも知れませんが、英語で呪文を意味する「spells」で検索すると、現時点では 25,000件以上の出品物がヒットします。これらは、唱えることで何らかの効果が得られる呪文を売るという物や、呪術師が呪文を唱えてあなたの希望を唱えるものなど様々な内容となっています。

ダイエットのための呪文や、お金を得るための呪文、愛を得る為の呪文といった、いわゆるうさんくさい開運グッズ的な内容のものから、ヴァンパイアや変容するものや、ユニコーンやグリフォンを召喚するというファンタジー色にあふれたものまで、多岐に渡っています。呪文というタイトルがついていながら、実際には儀式用道具のセットのようなものになっていたり、呪術者が儀式をして、購入者がそれに対して何らかのアクションをするものなどもあるようです。

値段的には 3,000円以下のものが大半を占めており、比較的お手軽に購入できるような印象がありますが、大金を手に入れる魔法をこれぐらいの値段で手放す人はいないようにも思えます。

いろいろな呪文があって、見ているだけでも面白いのですが、正直効果があるかどうかといえば、「???」がつくものばかりで、ジョークグッズや気休め的商品という意味合いが強いものだと筆者などは感じるのですが、実際に本気で購入する人もいるようで、そういった人から、効果が無かったというようなクレームが発生しているために、出品が禁止されることになったのでしょう。

正式な理由としては「市場での信頼確立と売り手の支援」を目指す取り組みの一環ということですので、市場での信頼確立の一環のために、効果が曖昧な物は排除する…ということなのでしょう。

オークションサイトの判断としては賢明だと思いますし、このような形で儀式や呪文などが使われるのもあまり良いことではないと思いますが、さまざまな呪文や、呪いをかけるための魔法薬などが出品されているのをみると、21世紀になっても魔術は十分に人々から信じられているというのが実感できます。

9月まであとわずかですので、興味がある方は Ebay で「spells」や「magic potions」「curese」などといった単語を検索してみるのも面白いと思います。ただし、購入する場合はあくまでも自己責任でお願いしますね。