二人の女神が並び立つ瞬間を見逃すな!

今年は様々な天体現象が起こる年であり、ココリラでもそのたびに紹介してきましたが、3日後の8月14日(火)にも素敵な天体ショーを見ることができます。これが今年の天体ショーの最後と言われていますので、くれぐれもお見逃しなく!

今回起こる天体現象は「金星食(きんせいしょく)」。日食と同じように月が金星の前を横切ることで、その姿を隠してしまうという現象です。

今年の天体現象と言えば、条件が良いものが多かったのですが、金星食もとても条件が良く、石垣島などのごく一部の地域を除く日本全国できれいに観測することができるのだそうです。

国立天文台が発表したところによると、次にこれぐらい条件のよい金星食を見ることができるのは、なんと 2063年5月31日ということですので、この機会を見逃すと次のチャンスは 51年後ということになるわけです。それでは、具体的に8月14日(火)に起きる金星食の観察方法について紹介しましょう。

金星食がおこるのは、8月14日(火)の深夜2時43分。この時間から1分ぐらいかけて、金星が月の後ろに隠れていきます。そして、3時28分から1分ちょっとかけて、月の後ろから姿を現してきます。

最初に月の後ろに隠れるときは高度が低いので、こちらを見る場合は水平線が見えるぐらいの場所を確保しておく必要があるでしょう。月から金星が姿を見せる頃には、月の高度はかなり上がっていますので、その頃には比較的どこからでも肉眼で見えやすいとのことです。

具体的にどんな風に見えるのかというと、月のふち辺りに小さな点が輝くように見える感じになります。その輝いている小さな点が金星です。月よりも金星の方が小さくみえるので、日食とは雰囲気は違いますが、それでも月と金星という、美しさで知られる2つの星が並ぶというのは、なかなか見物です。

ギリシャ神話では月の女神は「アルテミス」。金星の女神は「アフロディーテ」と呼ばれており、どちらも女性で美しい姿をしています。古代の人も月や金星の美しさからこういった女神を想像したのでしょう。

2人の女神が競うように空を彩る金星食。ちょっと遅い時間となりますが、その分明かりも少なくて肉眼でもきれいに見えるはずですので、是非しっかりとその姿を見て、エネルギーも感じてみてください。