日本ではありえないテーマパーク

そろそろ夏休みも近づいてきました。夏休みといえば盛況になるのがテーマパーク。関東では「東京ディズニーランド」、関西では「ユニバーサルスタジオジャパン」などが有名どころですが、どちらもアメリカ発祥のものだということからもわかるように、テーマパークの本場、といえばアメリカというイメージがあります。そんなアメリカには、日本人では想像しないような、テーマパークが存在しているのです。

アメリカは土地が広大なこともあって、さまざまなテーマパークが作られているのですが、その中でもテーマパークが沢山集まっていることで知られているのが、フロリダ州のオーランドという土地。

オーランドには日本のディズニーランドの数倍の広さをもち、全部回るためには数日必要という、「ウォルトディズニーワールドリゾート」や、同じく日本のユニバーサルスタジオよりもはるかに大きく、1日では全てを回りきれない「ユニバーサルオーランドリゾート」などといった、有名どころのテーマパークから、日本人にはあまり知られていないような「アイランズオブアドベンチャー」「アクアティカ」「ゲーターランド」など、さまざまなテーマパークが集まっているのです。

そんなテーマパークの本場ともいえるオーランドにありながら、ひときわ異彩を放つテーマパークがあります。それは「ホーリーランド・エクスペリアンス」。一体どんなテーマパークなのかというと「キリスト教」をモチーフにしているのです。

聖書の時代の町並みを再現し、当時の服装をしたスタッフがその町並みを歩き回ったりしている中に、イエスの誕生を伝える天使に会える場所や、イエスが生まれた場所のレプリカ、最後の晩餐(ばんさん)に参加できるというスポットや、聖書にまつわる古代からのさまざまな品物が集められたアトラクションなどが用意されているのだそうです。

テーマパークということもあり、当然のようにパレードも存在しているのですが、それはキリストが十字架を担(かつ)いで歩くというもの。これはキリストの処刑をイベントにしたもので、歴史通りにちゃんと十字架に貼り付けにされて処刑されるだけでなく、ちゃんと血糊(ちのり)も用意されているという本格派なのだとか…。

運営しているのは正当派のキリスト教ではなく、キリスト教系の新興宗教団体のようですが、2001年に作られてから今まで存続していますので、なかなか好評を得ているようです。

神社仏閣が多くある日本の感覚からすると、これだけ派手なテーマパークを宗教がらみで作るというのはちょっと考えられませんが、国民の多くがキリスト教徒なアメリカならではといえるかもしれません。

ちなみにこのテーマパークとは正反対の要素を持つ、テーマパークも建造が予定されているようです。それはオーランドではなく、ミシガン州にあるデトロイトという町の実際の廃墟を使って作られるゾンビのテーマパーク。本物の廃墟を使ったテーマパークを訪れた人たちが、襲い来るゾンビから逃れながら目的地を目指す、というものになる予定のようです。

なんだか色々と予想の上を行く、アメリカのテーマパーク。パワースポットとは全く違いますが、どちらもちょっと行ってみたくなりませんか?