129年ぶりの神秘のイベントまで、あと 10日!

2012年5月21日(月)。日本で 129年ぶりとなる金環日食が起こるということで、すでに各所で話題になっています。今回は、あと 10日と迫ったこの日食について紹介したいと思います。

日食というのは、簡単に言ってしまうと太陽と月、地球がほぼ直線上に並ぶことによって、月が太陽を覆い隠してしまうという現象のこと。日食自体は比較的頻繁に起こっており、今回の金環日食も1年に1度ぐらい、世界のどこかで起こっているものです。

とはいえ、金環日食が見られる地域というのは年によって異なってきますので、日本では沖縄だけで見られた 25年前のものが最も最近で、本州で見られるのはなんと 129年ぶり。さらに、今年のものは日本列島を縦断する形で、広い範囲で見ることができるということもあり、一説によるとこれだけ広範囲で見えるのは平安時代以来だとも言われているのです。

日食には種類があり、大きく分けると太陽が月によって全て隠される「皆既日食(かいきにっしょく)」。去年北海道などで見ることの出来た、月が太陽の一部を隠す「部分日食」。そして、今年見ることの出来る、太陽がすべて隠されるわけではなく、一番外側の部分がはみだしてまるでリングのように光って見える「金環日食」の3つとなります。

この見え方は地域によって変わってきますので、今回の金環日食も、東京では比較的綺麗に金環が見えるのですが、北海道では金環というよりも部分日食程度のものしか見えないというように地方差がかなりあります。

この地方差があることを利用して、より美しく金環日食が見える場所をアピールしたり、聖地やパワースポットで金環日食を見ようという企画もあちこちで動いているようです。このような企画はたくさんあって、すべてを紹介するのは難しいのですが、ココリラの読者の方が好きそうなものとしては、パワースポットとして有名な那智の滝や熊野本宮がある熊野は、金環日食が綺麗に見えることから、早朝に金環日食を観てから、熊野本宮に参拝する…などといったツアーがいろいろと企画されています。

滅多にない機会ということもあって、全国的にお祭り騒ぎの今回の日食ですが。古代では日食というのは凶兆(きょうちょう)。つまり、悪いことの前触れだとされていました。

古事記に書かれている天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れは日食のことだという説がありますし、世界各地で日食にまつわる神話というのはいくつもあるのですが、どれもが女神が魔神に幽閉されたり、龍や蛇が太陽を飲み込んだりという、不吉な内容が多いのです。

その一方で、隠された太陽が新たに姿を表すことから復活を意味するという説もあります。去年から今年にかけて、大きな自然災害に襲われている日本。そんな日本で広範囲に渡って日食が見られるというのは、何か意味があることなのかもしれません。願わくば、金環日食が凶兆としてさらなる災いをもたらすのではなく、多くの災害で痛めつけられた日本が復活するための、エネルギーとなって欲しいものです。

2012年5月21日の金環日食の様子です!(2012.05.22 追記)