写真に写る不思議な球

皆さんは「オーブ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「オーブ=Orb」とは英語で球を意味する言葉なのですが、写真に写りこんだ存在していないはずの球状のものをオーブと呼ぶことがあります。

元々西洋の心霊研究でよく使われていた言葉で、霊がいるようなスポットで写真を撮ると、無数の球状のものが写り混んでおり、それが霊やエネルギーの一種だと言われていました。日本では心霊写真というと、人の姿が映ったものが一般的ですが、海外ではオーブの方がポピュラーだったようです。

どちらかというと、怖い物というイメージが強かったオーブですが、日本では精霊やスピリチュアルな存在からのメッセージであるとして、近年脚光を浴びてきました。オーブという名前だと、まだ不気味さがあるせいか「玉響(たまゆら)」と呼んでいる人も多いようです。

ちなみに玉響の本来の意味合いは「少しの時間」「しばしの間」であり、玉は勾玉を表していたようです。古代の人は呪術的なアクセサリーとして勾玉を身につけていましたが、それがふれあって、一瞬音がでるのを玉響として表現したのではないといわれています。ただし、本当に古代の人が玉響をたまゆらと呼んでいたのかはさだかではなく、たまゆらという響きが美しいことから、そのような読み方をされるようになったといわれています。

本来の意味合いから考えると、オーブを玉響と呼ぶ理由はわからないのですが、玉響は「たまかぎる」というように読むことも可能なようです。この場合は丸い物がほのかに輝くという意味があるので、まさにオーブにぴったりといえるでしょう。意味合いがぴったりの「たまかぎる」ではなく「たまゆら」が使われるようになったのは、やはり名前の響きが美しいからなのかもしれません。

この記事を書くにあたって、オーブを玉響というようになった語源を調べてみたのですが、始めに言い出した人が誰なのかはわかりませんでした。ただ、2003年以前にはほとんど使われていないようですので、ここ 10年ほどで誰かが名付けたのではないでしょうか? 読者の方で、最初に言い出した方をご存じの方がおられましたら、コメントかメールで教えていただければ幸いです。

さて、話をオーブに戻しますが、写真に写るオーブの9割は空気中に浮いている微細な埃や水滴などに、光が反射した物だと言われています。森林や滝といったパワースポットや、廃墟などの心霊スポットでオーブが映りやすいのはそのためなのです。ただし、スピリチュアルな能力を持った人によると、実際に精霊がオーブとして映りこむこともあるということですので、全てが埃のせいというわけでもないようです。

もしも、写真にオーブが写ったとしても、怖がったり喜んだりしないで、まずはその場所の環境を確認した上で、エネルギーを感じられる方は本物かどうか感じてみるのがオススメです。