調和のエネルギーを秘めた花

本日、9月14日は「コスモスの日」。なぜこの日がコスモスの日に制定されたのか、どんな団体が制定したのかというのは謎のようです。

9月14日はバレンタインデーから半年後ということもあり、プレゼントにコスモスを添えて交換して、愛を確認しあう日だとも言われています。コスモスの花言葉が「愛情」「乙女の愛情」などだったりするために、このような風習が考えられたのかもしれません。

バレンタインデー半年後にからめて、「メンズバレンタインデー」として男性から女性に下着を送るとか、「セプテンバーバレンタイン」として別れを切り出す日だとか、いろいろと言われている9月14日。これらに比べると制定者が不明でも「コスモスの日」というのは、なかなか良い日のように思えます。

コスモスという名前は「秩序、調和」を現すギリシャ語「Kosmos」に由来していると言われています。コスモスの花びらが、秩序と調和を持って美しく配置されていることから付けられた名前なのですが、コスモスという言葉にはもう一つの意味があり、それは、秩序と調和をもつ世界=宇宙を指すのです。名前をつけた人からすると、コスモスの花と宇宙は同じぐらい秩序と調和が取れており、なおかつ美しく見えたということなのでしょう。

原産地はメキシコの高原地帯で、18世紀末にスペインへと渡り、そこでコスモスという名前がついたそうですが、その美しさから、現在では景観植物として世界各地で人々の目を楽しませてくれています。日本には明治時代頃に渡来しており比較的最近入ってきたわけですが、現在では秋の季語として用いられるほど、日本の風土に馴染んでいます。

ちなみに、コスモスの日本語名は「秋桜」。桜のように木に密集して咲くわけではありませんが、花弁の形が桜に似ており、秋に咲くことからこのような名前がついたのだそうです。

歴史が比較的浅い花なので、伝説や神話というものはほとんど残ってはいないのですが、西洋では宇宙と同じ名前をつけられ、日本では、日本人にとって特別な花である「桜」の名前を冠するコスモス。それだけ人を強烈に惹きつける魅力があるということなのでしょう。

これからコスモスは開花を迎える時期になってきます。コスモスを見かけた際には、その美しさを堪能するだけでなく、その秩序と調和のエネルギーを感じ取ってみるのも面白いと思いますよ♪