桃のお箸ができるまで

先日、「癒しのグッズクリエイト」で選ばれたヒーリンググッズ、「賜併せ箸<しあわせばし>」について紹介 しましたが、桃の木がどのようにして素敵なお箸に変わっていくのかその工程を紹介したいと思います。

今回用意した桃の木は、果樹園で剪定されたもの。基本的に暖炉などの薪として使われるということですので、写真のように短い丸太といった状態になっていました。

まずはこの丸太を半分に割り、さらにスライスして板状にしていきます。板状になったものの中で、割れたり腐ったりしていて使えないものを除外し、使えそうなものを角材にしていくのです。

前回掲載した写真はこの角材を乾燥させているところ。乾燥はとても重要な工程だということで、じっくりと時間をかけて乾燥させていきます。

桃の原木
≪ 桃の原木 ≫
半分にカット!
≪ 半分にカット! ≫
さらにスライスして…
≪ さらにスライスして… ≫
箸用の角材になりました♪
≪ 箸用の角材になりました♪ ≫


乾燥中に曲がってしまったものなどを除いて、いよいよ角材がお箸の形になっていきます。角材を削ることで、まずは大まかな六角形をしたお箸の原形となるものが作られていきます。

最初は鉛筆のようだった六角形の材木が、だんだんと先が細くなっていきお箸の形になっていくのがわかるでしょうか? 後ろは六角形のままで、先端だけ綺麗に丸くなっていきます。ここまで綺麗な形にするためには、ベルトサンダという機械を使って丁寧に削っていく作業が必要なのだそうです。

ベルトサンダを使って削っていきます
≪ 削り作業開始! ≫
六角形になりました!
≪ 六角形になりました! ≫
「角材」がだんだん「箸」に!
≪ 「角材」が「箸」に! ≫
先端は特に丁寧に。
≪ 先端は特に丁寧に ≫


形ができたら、いよいよ漆(うるし)塗り。漆というと中国産が多いのですが、今回お箸を作ってくれた「bolly木工房」さんでは、国産漆のみを使用しているとのこと。お箸は直接食物を触る物ですし、口の中にも入る訳なのでやはり国産が安心ですよね。

漆を塗るまでは白っぽかったお箸ですが、漆を塗ることで木目が綺麗に浮かび上がり、見事な姿に変貌しました。まさに「賜併せ箸」という名前にふさわしい姿だと思います。

漆塗り開始!
≪ 漆塗り開始! ≫
全体に漆を塗っていきます
≪ 全体に漆を塗っていきます ≫
独特な桃の木目が綺麗に出ました!
≪ 桃の木目が綺麗に! ≫
たくさんの工程を経て完成した「賜併せ箸」
≪ 完成した「賜併せ箸」 ≫


いよいよ完成した「賜併せ箸」。次回は完成写真と共に、製作してくれた「bolly木工房」さんへのインタビューもあわせて紹介したいと思います。
取材協力:bolly 木工房