自然が原発を排除しようとしている?

東日本大震災から4ヶ月近い現在、津波や地震の被害に比べて圧倒的に復旧が遅れているのは福島第一原子力発電所でしょう。

現場で働いている方達には敬意を表しますし、頑張って欲しいと願っていますが、そもそも原子力発電所というものが、人間の手には余る物ではないのか? という意見が各所で見られるようになっています。

日本は狭い国土にも関わらず各地に原子力発電所があり、今回の問題があってからは、今後もそれらを稼働をさせるべきなのかどうかという議論が続いています。実際、福島第一発電所よりもさらに老朽化したものや、地盤的にさらに脆(もろ)いところに立っているものなど、稼働させて何かあった場合、今回よりも危機的な状況を招きそうなものが存在しているようです。

「原子力発電所は安全」という神話が崩壊した今、日本では多くの人々が反対を訴えていますが、世界でもそのような動きは広がっています。ドイツやスイスなどでは今後 10年程度を目安に原子力発電所を廃止していく方針を打ち出しています。

一方で、これからも原子力発電所を存続させていくという国もあります、しかしながら、まるでそれらの国々に異を唱えるかのように、自然が原子力発電所を襲っているのをご存じでしょうか?

原子力発電の推進国であるフランスでは、干ばつが続いており原子力発電所の冷却水すら不足する可能性があるのだそうです。2011年5月の時点ではフランス国内にある原子炉のうち、約3割が冷却水を得られなくなっており、このままで行けば、原子力発電所を停止せざるを得ない状況が近づいてきているのです。

一方同じく多数の原子力発電所を有するアメリカでは 2011年6月28日(火)、ネブラスカ州にある原子力発電所が川の氾濫により、施設内部に水が流れ込み電源が一時失われ、非常用の発電機が作動するという、かなりギリギリの事態が起こりました。さらに、ニューメキシコ州では原子力発電所ではないものの、核関連の研究が行われている「ロスアラモス国立研究所」の近くで山火事が発生し、敷地内の火は消し止められたものの、万が一火が移っていれば核廃棄物にまで火がまわり大規模な災害が起きていた可能性があるということです。

さらにスコットランドではクラゲの大群が原子力発電所の冷却用装置のフィルターに大量に押し寄せ、それによって冷却装置が作動しなくなるという現象が起こりました。これにより 2011年6月28日(火)に原子力発電所の運行は停止され、クラゲを除去する作業が続いているのだそうです。

5月・6月と立て続けに起こったこれらの自然災害。単なる偶然と言い切ってしまうのは簡単かもしれませんが、2011年3月11日(金)をきっかけに世界中の人々の意識が原子力発電所へと向いたことにより、集合的無意識に何らかの変化が起こり、地球自体へと働きかけがあったのかもしれない…と思うのは考えすぎでしょうか?