「666」

本日は6月6日、1976年に公開された『オーメン』という映画は、6月6日の午前6時に生まれた子供が主人公です。

この映画は大ヒットし、2006年にはリメイク版も公開されたほどですが、その内容は6月6日6時に生まれた、頭に「666」のあざを持つダミアンという悪魔の子どもによって、さまざまな不気味な出来事が巻き起こるというものです。

なぜ「666」が悪魔と関係あるのでしょう? これは『新約聖書』に収録されている『ヨハネの黙示録』が元になっています。ヨハネの黙示録というと終末を預言するものとして有名ですが、その 13章18節に「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間を指すものである。そして、その数字は 666 である」という文章があるのです。獣=悪魔というとらえ方から、666=悪魔というイメージが強いようです。

ヨハネの黙示録では666の解釈については触れられていないので、古来からさまざまな人が666についての解釈を行ってきています。もっとも有名なものとしてはローマ皇帝ネロが666だというものでしょう。この根拠はネロの名前を聖書で使われていたヘブライ文字に置き換えて、数値化したものをすべて足した数が666になるというものです。

ヘブライ語はカバラなどでも知られているように、文字を数値化することができますので、それを基にさまざまな666が生み出されています。アドルフ・ヒトラーからローマ教皇まで、これこそ本当の666だ! という説はたくさん唱えられています。

しかし、最近の研究によると実は666は、本当は616だったのではないか? と言われています。これは3世紀頃に書かれたという、現存する最古のヨハネの黙示録の紙片を最新の写真技術で解析した結果なのだそうです。

もともと、666ではなく、616ではないか? という説はあったようですが、解析の結果こちらの説が現実味を帯びてきたわけです。ちなみに、616の場合、同じローマ皇帝でもネロではなくカリグラを表すようになるようです。ローマ皇帝は当時のキリスト教徒を弾圧していましたので、どちらでも結果的には変わらないように思います。

一方で天使が数字でメッセージを送るという話もあります。ドリーン・バーチューさんの著書によると666は人生にバランスと癒しをもたらすために、スピリットに集中する時期なのだそうです。また6という数字は「物質」を表すそうなので、そういう意味では666はとても強固な物質的なものを表しているようにも思います。

筆者の感想としては、オーメンのおかげで悪魔の数字として知れ渡った666ですが、本来は悪魔を指していたわけではないように思います。天使が指す6が物質を示し、ヨハネの黙示録で人間を指すと言っているように、現在に至るまでの物質重視の文明にどっぷりとハマった状態を表していると考えるのは無理矢理でしょうか?

古くからさまざまな人が、その意味を考えてきた666。読者のみなさんはどんな解釈をするのでしょう? よかったらコメントでみなさんの解釈を教えて下さい!