東京タワーが美しく染まる

スカイツリーに役目を譲りつつある東京タワー。今日と明日、そんな東京タワーが美しく彩られるます。

2011年5月28日(土)に『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ! 美しく』という映画が公開されるのを記念して、それに合わせて東京タワーが蓮の花をイメージした色にライトアップされるそうです。

以前にも紹介した4月8日の お釈迦様の誕生日 を「ロータスデー」という名前で記念日登録するという活動を、東映と全日本仏教会が行っており、本来ならば4月8日に蓮の花をイメージしたライトアップを行う予定だったのですが、東日本大震災による影響もあり中止となっていました。

東京タワーが節電型のライトアップを 2011年5月11日(水)から再開させたこともあり、映画の公開に合わせて行われることが決まったというこのライトアップですが、なぜ、お釈迦様と蓮の花が繋がるのでしょうか?

仏教では泥水の中から生えるにも関わらず、美しい花を咲かせる蓮を「仏の智慧や慈悲」の象徴としているのだそうです。このことから、如来像の台座は蓮の花をかたどった蓮華座(れんげざ)というものになっています。お釈迦様=釈迦如来ですので、大体のお釈迦様の像は蓮に乗っていることになります。

また、仏教では死んだ後、極楽浄土に至ったときには蓮の花の上に生まれ変わるという説もあるようで「一蓮托生(いちれんたくしょう)」という言葉は、死んだ後も同じ蓮の花の上で会おう、という意味なのだそうです。

蓮の花の原産はインド大陸ということもあり、古代のインドでも、蓮の花は清らかで高貴なシンボルとして用いられていたようです。インドの最高神は蓮の上に座っていると表現されていますし、女性の最高位は蓮女(パドミニ)と呼ばれていました。蓮は気高く、清らかな存在だというイメージは古代からずっと続いているようです。

そんな蓮の花をイメージしたという東京タワーのライトアップは、紫を基調にして、ピンクが散りばめられたものだということです。節電型でのライトアップとはなりますが、清浄な蓮の花の色によって、東京の夜空が照らしてくれるのが楽しみです。

ちなみに、来年からは毎年4月8日に開催される予定ということですので、その頃には節電の必要も無くなり、本来の美しさをもったライトアップに彩られる東京タワーが見られることを願います。