猫の日

本日、2月22日は猫の日だそうです。由来は、というと例によって語呂合わせで「ニャンニャンニャン」=「222」から来ています。

制定したのはペットフード工業会だそうですが、2月22日に決まったのは全国の愛猫家から、猫の日にふさわしいと思う日にちを募集した結果なのだそうです。ちなみに、イタリアでも同じように愛猫家の投票によって2月17日が猫の日とされています。

日本の猫の日が語呂合わせなのに対して、イタリアの猫の日が決まった理由は、なかなかスピリチュアルなものです。どんなものかというと、まず2月は水瓶座であり、自由な精神を持つことから、猫の性格にふさわしいとされ、17日の方はというと、ラテン数字で 17 は VIIX と書くのですが、これを並び替えると VIXI で「私は死んでいる」という意味になるのだそうです。猫は不死身の動物であるという俗説からこのように並び替えのできる 17日と、水瓶座の2月が組み合わさって猫の日が決まったようです。

どちらも愛猫家による投票なのにも関わらず、決め方が全く違うというのはなかなか興味深いものです。ちなみに猫にちなんだ記念日というのは世界中にあるようで、デンマークでは2月4日から3月10日までファステラウンというお祭りが行われるのだそうです。ただし、これは災いの象徴とされた黒猫をタルに入れて叩くことで、悪霊を追い払うという古いお祭りが原形だということです。

西洋では黒猫を特別視する風習があったようで、デンマークだけでなく、ベルギーでも5月9日から 10日にかけて猫祭りがあるのですが、こちらは高い時計塔から黒猫を投げ落として殺した行事が元になっており、そういった酷いことが繰り返されないようにという思いから追悼の意味でお祭りが行われているようです。

イタリアでは猫の日だけでなく、11月17日には「黒猫の日」というのがあります。これは黒猫は悪魔の手先であると考えられていたことから、現在でも、年間で何万匹という猫が殺されていることを人々に知らせ、そういった行為をやめさせるためのお祭りです。

こうやって世界の猫に関連した記念日をみていると、世界中で猫は神秘的、もしくは不吉なものとして考えられていたことがわかります。日本では年を取った猫が猫又という妖怪になったり、化け猫が人を襲ったり、死者を操るという話が残っていますが、恐ろしい猫がいる一方で、飼い主の復讐をするために化け猫となったり、猫又も家の守護神となったりと、八百万の神がいる日本らしい聖邪を問わないおおらかさが感じられます。

猫の歴史自体はかなり長く、日本だけでなく世界中にさまざまな逸話がありますので、また機会があったら紹介したいと思います。最後に、猫を飼っている方は、本日はちょっと上等な餌をあげて、いっぱい遊んであげて下さいね。