人の体を癒す水

奇跡を起こすとされている「ルルドの泉」をはじめとして、病気などを癒してくれるという水は世界各地にあるようです。そういった水が効果を発揮するのはエネルギー的な問題なのか? それとも科学的に証明できる物なのか? はなんとも言えませんが、今回は科学的な面から人の体を癒すことがわかっている水を紹介したいと思います。

鳥取大学の教授が 2011年1月20日(木)に鳥取県庁で発表した内容によると、鳥取県倉吉市で沸いている天然水「白山命水(はくさんめいすい)」に肝臓内の脂肪を減少させ、脂肪肝の症状を軽くする効果があることがわかったそうです。

なぜ、そのような効果があるのかというと、この水は酸化還元電位がマイナスであり、そのために、肝臓内の脂肪酸を分解する酵素と、コレステロールを肝臓から排出する酵素の活動が活発化したためではないかということでした。

ここでポイントになるのは「酸化還元電位」。これがどういうものかというと酸化力と還元力の強さを+と-で表したものなのです。+が強ければ酸化する力が強く、-が強ければ還元する力が強いということになります。

人間は酸素を呼吸する生き物ですので、基本的に体に酸素を取り入れる必要があります。この酸素のうちの一部が「活性酸素」になってしまうのです。活性酸素は、老化の原因となったり、生活習慣病を悪化させたり、さらには癌を誘発するのではないかという説まであるそうです。

こういう風に説明すると活性酸素はまるで完全な害悪のように思えるかもしれませんが、活性酸素は体内に侵入したウィルスや細菌などを撃退するという力も持っていますので、生きている上でどうしても発生してしまう上に、完全になくしてしまうわけにもいかないものなのです。そんな活性酸素のバランスをほどよく整えるためにはどうしたらいいのでしょうか? 要は活性酸素が必要以上に増えないように酸化を抑えればいいわけです。

酸化を抑えることを抗酸化作用などと言いますが、抗酸化作用を持った食品や化粧品などをいろいろと目にしたことがあるのではないでしょうか? さきほど紹介した還元力が強い水というのは抗酸化作用を持っているということになります。

つまり、白山命水に限らず還元力が強い水ならば、どれもが抗酸化作用を持ち、体を老化や病気から守ってくれるということになります。こういった特性をもつ水は日本各地に存在しており、有名なものとしては「日田天領水」が挙げられます。こちらは元々、この水で育てたウナギが大きくなることから、地元で使われていたものが、九州大学の教授が成分を分析したところ、天然水の中には含まれていないと考えられていた活性水素が大量に含まれているということで有名になったのだそうです。

ただ、活性水素については現在ではその真偽は定かではないようですが、もし水素が含まれているのならば、酸化還元電位は-420ミリボルトとかなり優秀な数値を示すことになります。

商品として売られているものとしては「温泉水 99」という垂水温泉の湧き水が酸化還元電位が-383ミリボルト、佐賀県有田市の湧き水である「青龍」が-50ミリボルトというような感じで見つけることができます。

ちなみに一般的な水道水がどれぐらいかというと、だいたい +500ミリボルト以上、ひどいところだと +700ミリボルトを超えるところもあるようです。

それならば還元力の高い、酸化還元電位がマイナスのお水を飲まなくちゃ! と思うかも知れませんが、実は市販されているミネラルウォーターは全て酸化還元電位がプラスになっているのです。

なぜなら時間が経つにつれて放電、つまり酸化してしまうので時間が経てば経つほどプラスになってしまうというわけです。よほど特殊なパッケージの仕方をしない限り地球上では酸化を防ぐのは難しいのです。実際、酸化還元電位を測る機械で、商品化された「日田天領水」や「温泉水 99」を計測したところ酸化還元電位は+250ミリボルト前後だったそうです。

酸化還元電位だけがミネラルウォーターの成分の全てではないので、これだけで商品化された湧き水に意味がないとは言いませんが、本当に酸化還元電位のマイナスな水を飲みたいのならば、現地まで行って直接飲むのが重要だということになります。

一説によるとルルドの泉も酸化還元電位がマイナスだということですので、巡礼にいって現地で飲むことを重要視しており、基本的に販売などはしないという、ルルドの泉のやり方が一番正しいのかもしれません。

日本各地にある湧き水は、かなりの確率で酸化還元電位がマイナスのものが多いようですので、神社やお寺などのご神水があったときは、できるだけ飲むようにしておくのをオススメします。その場所のパワーを吸収できるだけでなく、抗酸化作用で健康にも良いというのはお得ですよね。