「算命学」による時代の見方

中国から伝えられたという占術、算命学。天中殺という言葉は算命学からきたものなのだそうです。個人の運命だけでなく、時代の流れすら見ることができるという、この占術について、さまざまな東洋占術を習得している羽田先生にコラムを書いていただきました。

算命学では時代の流れを大きくとらえていく見方があります。
憲法制定年を始まりとして、十年単位で大きな時代の流れがあって変化していくと考えています。

その流れとは【動乱期】→【教育期】→【平和期】→【庶民台頭期】→【爛熟期】と言われる5タイプの時代の運気があり、順番にこの5タイプの時代を通過していくと考えています。そしてそれぞれに陰陽があるので、5タイプ(各10年)×陰・陽= 100年で一巡するのです。

ただし、この時代の流れは 10年かけて次の時代へ移行していくと考えてください。
動乱期の 10年が終わったら、翌年から教育期になるわけではありません。動乱期のムードから教育期のムードに、10年かけて移っていくとイメージしてください。

日本では、昭和22年に日本国憲法が制定されましたので、ここを起点とします。
昭和22年から昭和32年頃までが動乱期。そして昭和32年から昭和42年頃までが教育期。戦後すぐの時代は、国民全員が、食べるのに必死でした。生きていくのが精一杯でした。そんな動乱期を通過して、次の教育期に移っていくと、今度は子供の教育のことを考えるようになります。子供にはしっかりとした教育を受けさせなければという気持ちが芽生えてきて、「教育ママゴン」などという言葉が生まれたのはこの頃だったのではないでしょうか。義務教育だけでは間に合わず、塾通いをする子供が出てきたのも、この頃だったようです。

これを算命学で使う星に換算して考えると、最初の動乱期は車騎星という星が廻っている時期となります。なりふりかまわず生活しなければいけない時代。次が教育期は玉堂星。正統的な学問を身につけようとする時代。次は貫索星が廻っている時期は高度成長期にあたり、大きな会社がどんどんと進出してきた時代。次は調舒星。独自の感性を活かしたレジャー、または個人的な趣味や遊びがもてはやされる庶民台頭期。
次の爛熟期には禄存星。禄存星は回転財(財が動く)という意味がありますので、この時期はバブル経済だったのは納得できます。
そしてバブルが弾けて、次の動乱期は星で見れば牽牛星という星が廻る時期です。政治家がしっかりしていないため、官僚が表舞台に出なければならなかった時代でもあります。
そして今は教育期から平和期へ向かおうとしている時。星で言えば龍高星から石門星への移り変わりです。龍高星の場合は、玉堂星と同じ習得本能の星ではありますが、玉堂星と違って生活の知恵とか、新たな知識体系を意味しますので、アカデミックな学問よりも雑学や幅広い知識が求められる時代だと言えます。ここ数年、テレビでもクイズ番組が増えてきたと思いませんか?

そして次の石門星の時代は経済が安定して発達する時代だと言えます。
ただ、戦後の高度成長期のような発展はしないと思われます。また、大企業がどんどん生まれてくる時代でもありません。もっと小粒の、小回りのきく企業が数多く出てくるでしょう。
時代の流れの見方はいろいろとあるようですが、こんな見方も面白いのではないでしょうか?