魔女が正式に認められる

ルーマニアでは魔女や占星術師、占い師などにも所得税が課税されるようになったという法案が提出されたそうです。税を払うことにより「魔女」が職業の一種として認められているというのが興味深いところです。

日本では占い師や霊能者は基本的に個人事業主としてきちんと所得税を納めているはずですので、宗教法人以外のスピリチュアルな職業の人にとっては、税金を納めるということは、当然のことだと思います。

一見すると当然のことのように思えるこのルーマニアの法律ですが、詳しい内容を見ていくとなかなか面白いことがわかります。元々ルーマニアでは「魔女」や「まじない師」が多く存在し、ある程度の市民権を得ているのだそうですが、彼らが今後営業するためには役所から営業許可をもらう必要があるのです。

役所から正式に魔女として認定されるというのはなかなかすごい話だと思いますが、それだけではなく、占いが外れることで罰金が科せられたりする可能性もあるということで、100%の予言や予知が無いことがわかっている魔女からは大反対されているようです。

魔女として登録するためには、所得税を納めるだけではなく、健康保険や年金に加入する必要があるとのことで、本格的な職業として認められているわけです。ちなみに、この法律ですが、1月に CNN によって報道された時点では、1月1日づけですでに施行されているとのことですので、現在は魔女の登録作業を行っている真っ最中なのかもしれません。

魔女や占星術師たちのこの法律に対する反応はと言うと、占い師に課税したところで、そんなに税収の足しにはならないというリアルな意見を言う人もいれば、政府職員に呪いをかける魔女もいるそうです。

報道によるとマンドラゴラを川に投げ込んだり、犬の排泄物と砂、黒胡椒を使った呪いをかけたりしているとのことで、ルーマニアでは古い時代から伝わる魔女術が生きているというのが実感できます。

呪いをかける魔女がいる一方で、職業として魔女が認められることを歓迎する人たちもいるようです。筆者としては、政府公認でスピリチュアルな職業が認められるというのは非常に進歩的なことだと思いますが、みなさんはどう思われるでしょうか?

※ 編集部注:「所得税が課税されるようになった」のではなく「所得税が課税されるようにという法案が提出された」でした。お詫びして訂正いたします。関連記事(続報)