今年も出ました縁起モノ!
≪ 今年も出ました縁起モノ! ≫

去年も紹介しました が、この時期になると受験生対象の縁起物商品がいろいろと登場します。今年もそんな縁起物を紹介したいと思います。

去年紹介したものはお菓子が中心でしたが、やはり食べ物は販売しやすいのか今年もいろいろなものが登場しています。

大阪で作られている「すべらんうどん」というのはその名前から縁起物として販売されています。なぜ、うどんなのにすべらないのか? というと、うどんの一部分に切れ込みが入っており、その部分にお箸やフォークが引っ掛かることで食べやすく、すべらないようになっているというのです。

もともとは、幼児や老人、手や目が不自由な方のために考えられたようですが、パッケージは完全に受験生を狙ったものとなっています。うどんは縁起物にしやすいのか、お茶漬けっぽいうどんの「受かっ茶う!どん」などという商品もありました、こちらはよくある語呂合わせタイプの縁起物です。

さて、去年は食べ物が中心だったので今年は、食べ物以外の縁起物を中心に紹介していきましょう。まず、最初は「ヤマコウバシ」という木の葉っぱ。なぜ、この木の葉っぱが縁起物になるのかというと、この木は冬の間に葉が枯れても枝から落ちることがないので、「落ちない」ということで、合格のお守りになったのだそうです。

これを考えたのは広島市植物公園の園長さんで、2008年に限定で配ってみたところ、とても人気が出たので、その後販売を開始したのだそうです。最近ではその人気にあやかって、京都のほうの植物公園でも同じようにヤマコウバシをしおりにしたものを配布しているということです。ちなみに、広島のものは、お守り用はちゃんと枝に残っている葉っぱを使うということで、かなり思い入れのこもったものとなっているようです。

「落ちない」という言葉は、受験生向けの縁起物では非常に重要ですが、それを売りにしたパワースポットも存在します。三重県にある御在所岳という山の中腹に立っている「地蔵岩」もその一つです。この岩は形が地蔵菩薩のように見えるために、地蔵岩と名付けられたそうですが、2つの直方体の石が寄り添うように並んでおり、その上に立方体に近い石が斜めに載っているという不思議な形をしています。

どういう自然の働きでこうなったのかは定かではないようですが、絶妙のバランスで上に石が載っていることから、石が絶対に「落ちない」ということで合格祈願のパワースポットとして知られるようになったのだそうです。

地蔵石のような特殊な形をしていない、単なる石が縁起物になることもあります。2008年に開通した飛騨トンネルというトンネルがあるのですが、このトンネルの工事はかなり難しかったと言われています。トンネルの最後に壁に穴を開けた時に採取された石のことを「貫通石」というのだそうですが、難しい工事を達成したときの貫通石は、工事関係者の間では難関突破の象徴と言われて大事にされています。

石自体はどこにでもある変哲のないものですが、工事関係者の気持ちがこもった貫通石には確かに強いパワーが込められているように思えてなりません。そんな貫通石が、東海北陸自動車道 長良川サービスエリア下りで、2011年1月27日(木)から 2011年3月14日(月)まで展示されます。開始日も終了日も大安を選び、受験生や就活を行っている人たちなどに難関突破の御利益を与えたいという想いから、自由に触れられる形で展示されているそうです。

さらに、貫通石の破片を缶詰にしたものや、飛騨の民芸品としてしられる「さるぼぼ」に、貫通石入りのお守りを持たせた物など、貫通石がらみのグッズも充実しているようですので、お近くの方は一度訪れてみるのをオススメします。

最後に紹介する縁起物は、貫通石とは逆で、なんだか悪い想いがこもっていそうな感じがするもの。それは山梨県にある「甲府国際カントリークラブ」というゴルフ場のバンカー砂です。

バンカーというのは、ゴルフをする上での障害として設置されている砂場のことですが、このゴルフ場の 16番ホールにあるバンカーには、なんと5割以上の確率で球が入ってしまうのだそうです。ゴルフをやっている人からすれば、にっくき障害物なわけですが、この「嫌でも入ってしまう」というところから、その砂が受験のための縁起物となっているようです。

このバンカーから採取した砂を小瓶につめた「バンカーお守り」は人気が高いらしく、駅の売店やゴルフ場で限定で販売したところ、すぐに売り切れなのだそうです。正直、ゴルフプレイヤーの怨念がありそうな気もしますが、それすらも「入る」パワーに転化できると考えれば、なかなか強力なものなのかもしれません。

毎年、いろいろと登場する受験生向けの縁起物。来年はどんなものが登場するのか、今から楽しみにしたいと思います。