神社やパワースポットの兎

今年は卯年。ペットとしても人気の高い兎ですが、今回は動物としての兎ではなく、スピリチュアルな取り上げられ方をしている兎を紹介したいと思います。

意外かも知れませんが、兎に関係した神社は全国にいくつかあります。鳥取県にはそのものずばりの「白兎神社」という神社があるほどです。ここは、神話に登場する因幡の白兎に関係のある神社であり、ご祭神もストレートに白兎神が祀(まつ)られています。

神話に登場する因幡の白兎のエピソードを簡単に紹介しましょう。兎がある島から本土に渡ろうと、海にいたワニをだまして、そのワニの背中を渡っていくことにしました。その作戦は成功し、あと一歩で本土に到着というときに、気がゆるんだ兎は、嘘をついていたことをワニに教えてしまうのです。怒ったワニたちは兎の皮を剥いで丸裸にしてしまいます。

丸裸にされた兎が泣いていたところに、女神に求婚するために旅をしていた神様の一団が通りかかりました。神様達は泣いている兎を面白がって、海水を浴びて乾かせば治ると教えます。当然、傷口に塩をすり込むようなものなので、兎はさらにひどい痛みを味わうことになってしまいます。ひどく泣いている兎に、下っ端の大穴牟遅神(おおなむちのかみ)が真水で体を洗って、すぐ側に生えている葉を取って、その上を転げ回れば良いと教えてくれました。

大穴牟遅神の言う通りにしたところ、兎の体は元に戻りました。兎はお礼に大穴牟遅神こそが、他の神様を退けて女神と結婚できるだろうと予言したのです。この大穴牟遅神というのはのちの大国主神、有名な出雲大社のご祭神です。この話から、白兎神は縁結びの神様としても信仰されているそうです。

そのものズバリの白兎神を祀っている神社は珍しいですが、京都には卯の方位=東を守る為に作られたという「東天王岡崎神社」という神社があります。ここは、卯の方位を守るということから、兎を神使として、狛犬ならぬ狛兎や、招兎などが境内にあります。こちらは兎が多産なことから、子授けや安産の神様として信仰されているそうです。筆者は今年(2011年)の三が日にこの神社の側を通ったのですが、あまりの人の多さに境内まで入るのを断念するほどの賑わいでした。

卯年ということもあって、すでに大人気といった感じのこの神社、近いうちに訪れてエネルギーなども紹介したいと思います。関西には他にも、みかえり兎があるという「宇治神社」や、神兎の像がある「恩智神社」などもあるそうですので、その辺りも併せて取材してみたいものです。

神社とは違いますが、パワースポット的な兎というのもいます。それは岐阜県瑞浪市にあるという「うさぎ岩」。高さ6メートル、周囲 30メートルというなかなか大きな岩で、山の中腹にあるのですが、ちょうど巨大な兎が山頂を見上げているような姿をしています。この岩は言い伝えによると、月からやってきた兎が岩に姿を変えたものだと言われているそうです。

どちらかというと関西圏のほうが兎にまつわる神社やパワースポットなどは多いようですが、もしみなさんの身近にもこのような神社などがあったら是非教えて下さい。取材に行って記事にしたいと思います。