邪気を祓うお粥を食べよう

本日は小正月(こしょうがつ)。もともとは旧暦の1月15日に行われていたのですが、現在では新暦で行われることが多くなっているようです。小正月にはいろいろな行事が行われますが、今回紹介するのは小正月に食べるという「小豆がゆ」。

小豆は古くからスピリチュアルな食べ物として知られていました。なぜ、小豆がスピリチュアルな食べ物なのかというと、その色に秘密があるようです。小豆の持つ赤い色が魔除けの力を持つとされているのです。

赤という色は五行でいうと「火」の属性を表します。これは陽中の陽を意味し、最も強い陽のエネルギーを持っているということです。さまざまな儀式で炎が使われたり、浄化のために穢れたものを炎で燃やすなど、火がとても強い浄化の力を持っていることは皆さんもご存じなのではないでしょうか?

また、赤という色から「血」をイメージしている。という説もあります。血のかわりに赤い色のものを取り入れることで、体内の血=生命力を増強させるというわけです。

科学的にみても、小豆にはパワーが秘められています。小豆の中に含まれているポリフェノールの量は 100グラム中 460ミリグラム。と言っても、わかりにくいかもしれませんので、同じくポリフェノールが多く含まれている赤ワインと比べてみましょう。赤ワインには、100グラム中 300ミリグラムのポリフェノールが含まれているということですので、なんと小豆には、赤ワインよりも多くのポリフェノールが含まれているということになります。

ポリフェノールという言葉はよく聞くと思いますが、実はポリフェノールというのは総称であり、緑茶に含まれるカテキンや、大豆に含まれるイソフラボンなどもポリフェノールの一種です。ちなみに小豆に含まれているのはアントシアニンという成分で、活性酸素を抑制する力や、免疫力を向上させる力、目の健康を維持する力があると言われています。

つまり小豆を食べることで、眼精疲労の予防や、動脈硬化などの生活習慣病の予防、さらには活性酸素を抑制することによる老化防止などが期待できるというわけです。

邪気を祓(はら)えるだけでなく、物理的にも健康になれる小豆。せっかくですので、本日は小豆がゆを作ってみるのはいかがでしょうか? 作り方はとてもシンプルですので、簡単なレシピを紹介したいと思います。

  • 小豆をたっぷりの水に入れて、煮立ったらゆで汁を捨てて、再びお水を入れます。
  • 煮立ったら今度は弱火でじっくりと小豆が柔らかくなるまでゆでます。
  • 小豆が柔らかくなったら、水を切って置いておきます。
  • お米は炊く 30分以上前に洗って、水につけておきましょう。
  • 大きめのお鍋にお米と、お米の7倍程度の水をいれて、煮立ったら弱火にして時々かき混ぜながら 40~50分ほど炊きます。
  • 最後の仕上げにゆでた小豆を加えて、ひと煮立ちさせれば完成。お好みによって塩などで味を整えてください。

場所によってはこれにお餅をいれて食べることもあるそうです。様々なパワーの含まれた小豆がゆを食べて、今年一年元気で過ごしましょう!