インナーチャイルドと仲直りする方法
≪ インナーチャイルドと仲直りする方法 ≫

2010年12月に発売された『インナーチャイルドと仲直りする方法』(ソフトバンククリエイティブ刊)の著者である穴口恵子さんに、その内容について詳しく聞いてきました。

── この本を書こうと思ったきっかけを教えて下さい。

2011年を迎えるにあたって「高次の存在やハイアーセルフなどと繋がり、自分らしく生きていくためにはどのようにしたらいいのか?」ということを考えてみると、それにはインナーチャイルドを統合することが必要だと思い、この本を書くことにしました。

── インナーチャイルドを統合することが、高次の存在と繋がることに関係しているのでしょうか?

高次の存在と繋がるためには、自分自身が本当に自由に、そしてあるがままに振る舞っていく必要があります。しかし、幼い頃に傷ついた体験。例えば、幼い頃に自分としては精一杯頑張ったつもりなのに、親に叱られてしまった。というような体験があると、なにかを行動に移すときに、その記憶が無意識に邪魔をして、行動をすることがうまくできなくなってしまうんです。そういう状態を私は「インナーチャイルドが凍り付いている」というのですが、そうなると、自分自身を自由に表現することができなくなりますよね?

── 確かに、幼い頃の体験によって、自分自身になんらかの制限をかけてしまうというケースは多いと思います。

そうなんです。実際、私たちの体のあちこちにインナーチャイルドは凍り付いた状態で存在しています。

── インナーチャイルドが体のあちこちにいるというのは、なんだか不思議な感じがします。なんとなく、インナーチャイルドというと心の中に存在するようなイメージがあるのですが?

そう思っている方が多いですが、実はインナーチャイルドは体のあちこちに存在しているんです。例えば、子供時代に箸の持ち方が間違っていたことで、親から手を叩かれた。という経験をした人は、その叩かれた部分に、その時の意識が凍り付いたインナーチャイルドとして固定してしまいます。私は子供時代に、足の裏に釘を刺してしまったことがあるのですが、その時の痛みと恐怖が強烈だったので、その部分にインナーチャイルドが存在していました。

── なるほど、幼い頃に、強烈な感情を伴った体験があると、それが関連した場所にインナーチャイルドとして残ってしまうというわけですね。

その通りです。体のあちこちにインナーチャイルドがいますので、リラックスして、体のどこに、どんな感情をもったインナーチャイルドがいるのかを探していきます。そうやってみつけたインナーチャイルドと、今度は会話をしていくことで、インナーチャイルドが統合されていくのです。

── インナーチャイルドを探したり、会話したりというのは簡単にできるのでしょうか?

この本には CD がついていて、その中にインナーチャイルドを探したり、会話をしたりするためのワークが収録されています。CD に従っているだけで、今までセラピーなどを受けたことのない人でも、ちゃんとワークを行うことができるように設計されています。

── 本にワークが書いているわけではなくて、CD に収録されているんですね。

本にはインナーチャイルドについてや、実際にワークを行った事例、それから質問の答えなどが書かれています。CD には全部で1時間半のワークが入っていますが、これは最初から全部聞くのではなく、自分にたいして十分な時間をあたえて行って下さい。無理に全部進めるのではなく、「きちんとできた!」と自分が思えるところまでで大丈夫ですので、ゆっくりとワークを進めていくのをオススメします。

── 急いで一気にCDを聞くのではなく、自分にあったペースでワークを行っていけばいいわけですね。

そうですね。そうやって自分のペースでインナーチャイルドとワークしていると、最終的にはインナーチャイルドが統合されて「マジカルチャイルド」へと変わります。

── マジカルチャイルドというのは、どんなものなのでしょうか?

私たちは、生まれたばかりの赤ちゃんの頃は、とても純粋でスピリチュアルな存在ですよね? マジカルチャイルドはまさにその状態なんです。自分を愛して、全面的に信じているので、なんでもできますし、全能の存在、そして高次の存在につながっています。

── なるほど、インナーチャイルドが統合された、マジカルチャイルドの状態を取り戻すことで、本の目的である自分らしく生きて、高次の存在と繋がれるようになるわけですね。

そうです。ワークを行うことで、インナーチャイルドが統合されて、マジカルチャイルドに出会うことができます。そうして、マジカルチャイルドの部分と会話することで、自分の人生を助けてもらうこともできるようになります。これによって、高次の存在やハイアーセルフとも繋がりやすくなります。

── 高次の存在と繋がりやすくなるのはなんとなくわかりますが、人生を助けてもらうというのは具体的にはどのような感じになるのでしょうか?

マジカルチャイルドは無限のクリエイティビティをもっていますので、大人では考えられないような発想がでてきます。ですので、マジカルチャイルドと会話することで、自分が今見ている世界とはまったく違った、幅広い視界からさまざまなアドバイスをうけられるんです。よく、子供時代に返りたい、子供時代は良かった、という人がいますが、そんな人がマジカルチャイルドに助けてもらうと、より自由で新しい才能を目覚めさせることができます。

── 純粋で無限のクリエイティビティをもった存在からアドバイスがもらえるというのは心強いですね。しかし、誰にでもマジカルチャイルドというのは存在するのでしょうか?

もちろん存在します。誰にでもマジカルチャイルドの部分はあります。インナーチャイルドを統合することで、それがよりはっきりとしますが、出版記念講演会では、本には書かれていないちょっと高度なワークで、マジカルチャイルドに出会う体験をしてもらったりもする予定です。

── マジカルチャイルドに出会えるというのは魅力的ですね。

出版記念講演会では全国をまわりますので、インナーチャイルドやマジカルチャイルド、高次の存在などに興味のある方、本をすでに読んだ方はもちろんですが、本を読んでない方もぜひ参加してみて下さい。マジカルチャイルドに出会うとどんな気分になれるのかを、実際に体験して欲しいですね。

── 講演会もとてもおもしろそうですね。本日は、いろいろと興味深い情報を教えていただきありがとうございました。最後に、COCORiLA 読者に向けてなにかメッセージをいただけますか?

この本で私が一番伝えたかったポイントは「あなたの中にはマジカルチャイルドがいて、あなたは自由に、よりクリエイティブになっていける」ということです。自分に自信がなかったり、人生が楽しくなかったり、そういう人が多い時代ですが、あなたの中にいるマジカルチャイルドは、自分にたいして常にYESを出しています。そして、人からの意見や情報ではなく、自分が本当に楽しいと思える道を教えてくれるのです。みなさんも、どうか自分の中のマジカルチャイルドに出会ってみて下さい。