縁起の良いお菓子

あけましておめでとうございます。本年も COCORiLA をよろしくお願いいたします! また、去年から行っていたお気に入り記事のアンケートにご協力いただき、まことにありがとうございます。本日から更新を再開いたします。さて、そんな 2011年最初の記事は、お菓子についてです。

お正月に食べるものというと、やはりおせち料理やお餅というイメージがあります。おせち料理にも、お餅にもお正月らしい縁起と由来があるのですが、今回はそちらの説明はおいておいて、お正月菓子というものを紹介したいと思います。

お正月菓子は、その名前の通り新年を迎えた喜びを託したお菓子だと言われています。基本的には松、竹、鶴、亀などといった縁起の良い形をしたお菓子のことで、吉祥菓子などとも言われているようです。

美しく、清浄であり、暖かさに満ちていることが大切だというお正月菓子ですが、お店によってさまざまな種類がありますので、いくつか紹介してみましょう。

いろいろなお菓子屋さんが作っていて、お正月菓子の中でも有名なものとしては『はなびら餅』があります。味噌餡と甘く味付けをしたゴボウを、求肥で挟んで半円状に折ったお菓子なのですが、こちらはもともと宮中でお正月に食べられていた「菱葩(ひしはなびら)」が元になっているのだそうです。

はなびら餅はさまざまなお店が作っていますし、その年の干支をモチーフにしたお菓子なども多く作られているようですが、それ以外にも独自のお正月菓子を作っているお店もあります。

金沢にある『落雁 諸江屋』では、興味深いお正月菓子を作っています。『福徳せんべい』というのは江戸時代に考案されたというお菓子で、金(黄色)と銀(白)に見立てた砂金袋、福俵、打出小槌の形をした最中皮の中に金華糖や土人形などの縁起物が入っているのだそうです。縁起物の形をした最中の皮をあけると、中からかわいらしいダルマや桃といった縁起物が出てくるという、二重に縁起の良いお菓子です。

『辻占 福寿草』も同じく諸江屋さんが作っているお正月菓子。こちらは、格言やことわざ、喩えなどが書かれた紙が、お花の形になったお煎餅の中に入っているという、いわば日本版フォーチュンクッキーです。中に入っている言葉は明治時代に書かれたなぞかけ本から取ったということで、短い中にも味のある言葉が多いです。例えば「きてほしい」という言葉が合羽(かっぱ)の絵と共に書かれているそうですが、これは「着て」欲しいという意味と、格好良い人に「来て」欲しいという意味が掛かっているのだそうです。

お正月で太ったのにさらにお菓子なんて…と思わずに、お正月菓子は 10日ぐらいまでは注文可能のようですので、新年に体に福を呼び込み、今年一年をラッキーに過ごせるように、いくつか興味のあるお菓子を注文してみることをオススメします。