ウィルス対策してますか?

秋から冬にかけて、インフルエンザや風邪、急性胃腸炎などといったウィルス性の感染症が流行しはじめます。今回はそんなウィルスについての話です。

なぜ、秋冬に感染症が流行するのでしょうか? これにはいくつかの理由があるようです。まずは気温の問題。気温が低くなることで、人間の体温が下がり、それによって免疫力が低下してしまいます。その一方で、ウィルスは低温を好むので、冬場は長く生存できるようになり感染力を強めます。つまり、人間が弱くなった所を、元気なウィルスが攻撃するといった感じになるのです。

もう一つの要因としては、空気が乾燥することが挙げられます。空気が乾燥することによって、咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、その飛沫に乗ったウィルスがより遠くまで飛び、それによって感染の拡大範囲が広がるのだそうです。さらに、人間の体内が乾燥することによって、喉や鼻の粘膜が痛みやすくなり、ウィルスの感染を引き起こしやすくなるのです。また、ウィルスは低湿度、つまり乾燥した状態を好むので、この場合も、人間よりもウィルスに都合の良い環境になっていると言えるでしょう。

このようにウィルスの方が圧倒的に有利な冬場に、私たちがウィルスに負けないようにするためにはどのようにしたらいいのでしょうか? まずは基本的な対策として「手洗い」「うがい」「マスク」などがあります。さらに、乾燥から喉や鼻を守る為に、水分補給を積極的に行って喉を潤しておくのも良いとされています。

水分補給というと、スポーツドリンクなどがイメージされますが、2010年12月1日(水)に、「緑茶に含まれる成分がインフルエンザ予防に効果がある」という研究結果が、日本臨床薬理学会で報告されました。それによると緑茶の成分であるカテキンはインフルエンザウィルスの細胞への吸着や増殖を阻み、テアニンは免疫力を高めるということですので、水分補給を緑茶で行えば、まさに一石二鳥のウィルス対策と言えるでしょう。

このように身近なものでウィルスを予防するというのは、昔から考えられ、実践されてきたことで、冬至の日にはかぼちゃ を食べるというのもその一つです。最近では、キノコを食べることでインフルエンザの感染予防だけでなく、感染しても症状が軽くなるという結果も出ています。

こちらは、2010年12月11日(土)、12日(日)に開かれた日本機能性食品医用学会で発表されたもので、キノコを食べたネズミと、食べていないネズミをインフルエンザウィルスに感染させたところ、キノコを食べたネズミの方が圧倒的に生存率が高かったとされています。ちなみに、最も生存率が高かったキノコはホンシメジで、ほぼ 10割のネズミが生き残ったそうです。

寒くて体力も落ちがちな時期ですが、基本的なウィルス対策をしっかりと行った上で緑茶などの水分補給をして、先日紹介した 鍋ダイエット も兼ねて、食事にキノコを取り入れ、健康的に新しい年を迎えましょう!