読者投稿:スピリチュアル下呂プチ座禅体験記

下呂温泉でのスピリチュアルな体験談を投稿していただきました。スピリチュアルなだけでなく、温泉やスイーツにまで触れた盛りだくさんの内容となっています。

先日、岐阜県、下呂温泉にある温泉寺にて座禅を初めて体験しました。

温泉寺は、下呂温泉を見下ろす高台にあり、時期的にちょうど茜色の紅葉に彩れていました。座禅は、まだ朝が明けない薄暗い中、午前6時半から始まりました。

以前から、一度、座禅を体験してみたいなぁと思っていたのですが、仏教というと格式が高く、規律や作法が難しそうで、躊躇していたのですが、ここでは、私のような全くの初心者にも、門徒を広げ、気楽に座禅を体験することができます。

まず、最初に、お経を一緒に唱えることから始めるのですが、何せ初めて見る経文は、ちんぷんかんぷんで、どこで区切り、どのような調子で唱えればいいのかも、一切判断できず、いつ怒られるのかとびくびくうろたえながら、口パクでスル-。

そして、いよいよ、座禅開始。

今でも、はっきり座禅とは、いかなるものかを把握しておりませんが、座禅体験前に、一応、ブログや本でチェックしてみると、たとえ真冬でも薄着のまま、微動だにせず、無心のまま静止し、少しでも動いたら、精進がたりん、たるんでいると棒でビシバシ叩かれ、すごく痛いと体験記を目の当たりにし、内心、かなりビビッていたのですが、ここではジャンパ-を着たまま(しかも、優しいことに私の隣にスト-ブまで用意してくれました)、さらには、足が痛くなったら、崩しても構わないということだったので、なんとか座禅をすることができました。

まだ薄暗いお堂の中で、目を閉じ(本当は半目だそうです)呼吸に意識を集中すると、僧侶の方が奏でるチ-ンという風鈴のような音が時々反響し、お寺の中に湧き出る温泉の音、近隣の川の音、風に揺れる木の葉の音、ひんやりとした夜明け前の清んだ空気の匂い。お線香の香り。静謐の中で五感が研ぎ澄まされ、まるで別世界の狭間に漂っているような感覚。

まだ眠くて、ぼんやりとしていて、今なにやっているんだろう自分、など、雑念が次々と涌き出て、次第に足が痺れてゆくなか、お堂の中に光が差してきて、だんだん視界が明るくなってくると、ようやく座禅が終了しました。

最後に、僧侶の方と梅湯を飲みながら、談話。私は、何も申しておりませんでしたが、「無心である必要はありませんよ。色々な考えが浮んできても、それをすべて受け入れましょう。心が不安で一杯なときには、深呼吸するといいですよ。深く深呼吸をすることで、安穏な状態になり、心が晴れますよ」とおっしゃってくださいました。座禅の最中に次々と浮んできた不安の念が伝わっていたのだろうか? このお坊さん、心が読めるのだろうか? と腰が引けたところで、すべてが無事終了しました。

ゆるい座禅体験でしたが、空気がひんやりとしみいる朝靄の中、心が洗われたような清清しい体験でした。

境内には、薬師如来像が安置されていて、この像の、自分が具合が悪い箇所と同じ場所に温泉を掛けるといいそうです。

ちなみに温泉寺は、下呂温泉の中で、初めて温泉が湧いた神聖な地だそうです。

下呂温泉には、市内を流れる飛騨川の川辺に噴泉池という、誰でも入浴できる、まさに大自然の天然温泉もあります。さすがに、嫁入り前の女子?が、見知らぬおじさんたちと入る度胸はなく、断念しましたが、市内には至る所に足湯があり、いつでも、気楽に立ち寄ることができ、無味無臭で肌がしっとりと潤い、まさに美人の湯です。

最後にちょっぴり頑張った自分に、ご褒美スイ-ツを。という方は、駅前にゆあみ屋というお土産屋さんがあり、そこでは足湯に浸かりながら、スイ-ツを食べることができます。

ここの名物は温玉ソフト(400円)。なんとソフトクリ-ムの上に温泉卵が一つのっているのです。美味しいのだろうか? と躊躇すること5分。

思い切って、ビビンバのようにぐちゃぐちゃと掻き混ぜて、一口、ガブッ! な、なんとプリンのような、カスタ-ドクリ-ムのような不思議な美味しさでした。

温かい足湯にまったりと浸かりながら、冷たいアイスを頬張る。まさに至福のひと時。
皆さんも下呂にお越しの際には、是非、お試し下さいね。

(温泉寺:JR下呂駅から徒歩 15分、土日 6時半から 45分、要予約、無料)