流れ星に願いを

2010年12月14日(火)の夜から 15日(水)早朝にかけて、ふたご座流星群がピークを迎えるそうです。冬場は空気が澄んでいるので、寒さに耐えることができれば天体観測にはうってつけ。天気予報によると、今のところ、太平洋側の天気は良さそうということですので、この機会に流れ星を観察してみませんか?

ふたご座流星群は、8月のペルセウス座流星群、1月のしぶんぎ座流星群と並んで三大流星群と言われています。1時間当たり 20個から 30個もの流れ星が観られるということですので、天気さえ良ければ、よほど運が悪くない限り流れ星を観ることができるでしょう。

流れ星と言えばお馴染みなのが「流れ星が見えている間に願い事を3回唱えると、その願いは叶う」というもの。このような、「流れ星に願い事をする」という発想自体は日本だけでなく、多くの地域にあるようです。

一説によると、流れ星とは、天上界から漏れ出た光なのだそうです。光が漏れているということは、天へと繋がっている箇所があるということですので、そのわずかな天の裂け目が閉じないうちに願い事をすれば、天上界へと願いが届くというわけです。

ちなみに、「3回願い事を唱える」というのは日本独自の風習のようです。美人になるために「色白、髪黒、髪長(いろじろ、かみぐろ、かみなが)」と唱えたり、「金星、金星、金星(かねぼし、かねぼし、かねぼし)」と唱えて金運を招いたりするという言い伝えが残っています。

流れ星というのは、とても神秘的な美しさを持っていますので、昔の人が、それを天上から漏れ出た光だと考えたのにも納得がいくところです。ところで、実際に3回願いを唱えることで願いは叶うのでしょうか?

流れ星が見えるスピードは平均的には1秒程度といわれています。となると、3回の願い事を言うためには、1回につき 0.3秒というとても短い時間内で言わなくてはいけないわけです。0.3秒で願い事を言うのはかなり困難なので、普段から練習でもしていないと咄嗟に言うのはまず不可能と言えるでしょう。

しかし、逆に流れ星を見た瞬間に、それだけのスピードで願い事を言える=常にその願いを心に秘めている、ということも言えます。それだけ強い想いがあるからこそ叶うという説もあるぐらいです。また、まれに1秒以上発光している流れ星があることから、そんなレアなものに出会えたのだから願いが叶う、という説もあるようです。

さまざまな説がありますが、流れ星が願いを叶えてくれるというのは、古来から確かに伝わっています。そんな流れ星を見ることのできる確率がとても高くなる 14日に、願い事をしっかりと心に抱いて夜空を見上げてみてはいかがでしょうか?