クローバーの秘密

2010年9月に岩手県花巻市で 56枚葉(!)のクローバーが見つかってギネス記録に認定されたそうです。クローバーといえば、4つ葉のクローバーが有名ですが、なぜ、4つ葉のクローバーは幸運をもたらすと言われているのでしょうか?

クローバーはヨーロッパ原産の植物であり、日本に入ってきたのは江戸時代頃だと言われています。クローバーの日本語名は「シロツメクサ」ですが、このツメクサという名前がついた理由は、オランダから日本にガラス製品を輸入するときに、ガラスが壊れないように緩衝材としてクローバーが敷き詰められていたことから来ているそうです。

このように日本での歴史は比較的浅いクローバーですが、その歴史は古く古代ケルト人は守護のお守りとしてクローバーを使っていたようです。一説によると、インダス文明の遺跡からもクローバーの形をした紋章を持った彫像が出土しているという話もありますので、かなり古くから人々はクローバーのパワーを実感していたのかもしれません。

古代ケルトで守護の力を持つとされていたクローバーが、より有名になったのは、キリスト教の守護聖人である聖パトリックが、その3つ葉をキリスト教の三位一体(父と子と聖霊)を表すもの、としたせいだと考えられています。

今ではキリスト教の影響の方が強くなっていますが、もともとのクローバーが持っていたスピリチュアルなパワーというのは「3」という神秘的な数字を元にした守護の力だったのです。

このようにクローバー自体が非常にスピリチュアルなパワーがある植物だとされていたので、自然発生する確率が1万分の1といわれている4つ葉のクローバーがさらにパワーのある植物だとされたのも不思議ではないでしょう。

4つ葉のクローバーの伝説としては、その形が十字架を意味するというものや、イヴがエデンの園を追放されたときに4つ葉のクローバーを持って出たなどと、こちらも、キリスト教関連のエピソードがいくつもあります。

一般的には単に「幸せを呼ぶ」とされている4つ葉のクローバーですが、もともとは通常のクローバーが持っている守護の力がさらにパワーアップした「魔除けの力」を持つものと考えられていたようです。そこからさらに発展して、4つ葉それぞれの意味などが作られていきました。これにもさまざまな説があり「名声・富・愛・健康」「東・西・南・北」「希望・誠実・愛情・幸運」などが有名です。

クローバーを身に着けていれば妖精を見る力が得られる、肩越しに投げて、クローバーが草むらの中に紛れて見えなくなったら願い事が叶う、靴の中に入れて出かければ相性ぴったりの人と出会うことができる、などクローバーの活用方法もいろいろとあるようです。

幸運のアイテムとしての四つ葉のクローバーはよく知られていますが、このようにしてその歴史をたどっていくと知られざるパワーがまだまだあったことに気づかされます。今後もこのようなラッキーアイテムについて、機会があったらいろいろと紹介していきたいと思いますので、ご期待下さい。