変わった色の生き物

昔から変わった色の生き物は霊力を持つと言われていました。白蛇などが特に有名ですが、他にも琵琶湖に生息する白い鯰(なまず)は弁天鯰と言われていて、竹生島の弁天様の使いとされているそうです。白い動物はたいがいがアルビノですが、今回はもうちょっと変わった生物も紹介したいと思います。

色が白い生物は前述したように、美しさと神秘性から、神の使い、もしくは吉祥だとされてきました。こういった考え方は日本だけでは無いようで、東南アジアでは白い象は神聖なものであるとされていますし、アルビノではありませんが、ヒマラヤではホワイトタイガーは神の使いとされています。

基本的に動物のアルビノは神聖視されているのですが、アフリカ南部のスワジランドでは、アルビノの少女が呪術師によって殺害されるという事件が、つい最近も起きています。これは、アルビノの血液などから作られた薬を飲むことで、幸運や富を得られるという呪術があるために、アルビノの人が狙われているのだそうです。

動物のように大切にされるのなら良いのですが、アルビノだからという理由で命を狙われてしまうというのは、なんとも心が痛む話です。

一方で白い色をしていない生物でも珍しいものはあります。そして、そういった生物が最近よく目撃されています。9月末には「幸せを呼ぶ蝶」と呼ばれている「ツマベニチョウ」が採取されました。なにが珍しいのかというと、この蝶は本来は沖縄や九州南部のみに生息する種なのにも関わらず、採取場所が静岡県だったのです。

同じく9月末に、大阪府では全身がピンク色のバッタが発見されました。こちらは「クビキリギス」という種類らしいですが、本来は緑色のバッタがごくまれにその姿をピンク色に変えることがあるのだそうです。どうして、そのような変色が起こるのかはわかっていないようです。

さらに 10月下旬には、鳥取県で黄金色のオニオコゼが捕獲されました。オニオコゼは本来は黒か茶色にも関わらず、黄金というかまるで唐揚げにしたかのようなオレンジ色の体色をしており、どうしてそんな色になったのかはこちらも謎のようです。

ピンクのバッタといい、黄金色のオニオコゼといい、不況が続き、政治的にも色々と不安がある昨今ですが、こういった縁起の良い色をした生物が見つかると、なんとなく未来にも希望が見えてくる気がします。