眠りについてあれこれ

今まで 夢に関する話枕についての話 を紹介してきましたが、今回は「眠り」について考えてみたいと思います。

「秋の夜長」と言うように、秋分も過ぎて、これからどんどん夜が長くなっていきます。読書などで夜を過ごすのもいいでしょうが「夜が長いのだからがっつり寝る!」という人もいると思います。その一方で、「眠りたくても寝れない…」という人もいることでしょう。実際、厚生労働省の調査によると、日本人の5人に1人は不眠症に悩んでいるといいます。

眠りに入る方法としては、古典的な羊を数えるというものから、リラックスできるような音楽を聴く、心地よい枕を用意する、温度や湿度を調整する、など色々とありますが、睡眠をサポートするグッズもあるようです。

最近販売が開始された ナイトウェーブ という機械は、青い光で寝室を照らし、その光が明るくなったり暗くなったりするのにあわせて呼吸をしていくことで、眠りへと誘導してくれるというもの。

音楽などではなく光によって睡眠へと誘うというのはおもしろい試みだと思います。光に合わせて深呼吸をすることで、副交感神経が活性化され、筋肉の緊張をやわらげ、ストレスを取り除いてくれるのだそうです。ある意味では瞑想状態へ誘ってくれる装置と言えるかもしれません。

睡眠をサポートするグッズが登場することからもわかるように、多くの人間は十分な睡眠を取らないと様々なトラブルに見舞われます。ろくに睡眠を取れないと頭が朦朧(もうろう)としてくるというのは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか? 反対に睡眠をとることによって、さまざまな恩恵を受けることができます。一例を挙げると、夢を伴った睡眠を取ることによって、頭の働きがスムーズになるということが立証されています。

2010年8月13日(金)にアメリカ心理学会の年次総会で発表された内容によると、レム睡眠を含む眠りを取った人は、創造性を測る単語テストの結果が良好だったということです。これがどういうことかというと、夢を見る睡眠を取ることによって、創造性が高まるということです。

レム睡眠とは急速な眼球運動を伴う眠りのことで、この状態の時に人は夢を見ているとされています。この時の実験では、レム睡眠を取ったグループと、夢を見ないノンレム睡眠だけのグループ、そして寝ていないグループを分けて試験を行ったところ、レム睡眠を取ったグループだけの記憶力が改善され、創造性を高めたという結果が出たそうです。

夢に神秘的な力があるのは以前にも紹介しましたが、科学的な面でも夢による効力が認められてきているというのは非常に興味深いことです。

夜が長くなるこれからの季節だからこそ、寝ることにたいして色々と注意を払ってみるのもおもしろいのではないでしょうか?