大暑

7月23日から「大暑(たいしょ)」に入りました。名前の通り、暑さが最も厳しいとされている時期です。

大暑は二十四節気のひとつ。今までにも二十四節気など、暦を紹介してきましたが、もともと中国からきたものなので、若干季節感の違ったものなどもありました。しかし、今回の大暑はまさにぴったりな感じです。

大暑に入った7月23日は全国各地で猛暑日となり、岐阜県多治見市ではなんと 38.9℃を記録したそうです。他にも群馬県館林市と伊勢崎市、三重県桑名市で 38℃越えということで、温度だけをみていると何処の国だかわからなくなりそうです。ちなみに猛暑日とは気温が 35℃を超えた日のことを言うそうです。

この時期は快晴が続くことから、暑いにも関わらず田の草取りや害虫駆除などをしなければならず、昔の農民は作業が特に辛い日であるとしていました。

今ではエアコンの効いた場所に逃げ込めば、猛烈な暑さもなんとか回避することができますが、昔は農民に限らず天がもたらす暑さから逃れる術はありませんでした。当然、暑さのために体調を崩す人も増えるので、そうならないように、隣人をいたわるために生まれたのが「暑中見舞い」という風習なのです。

暑くて、むしむしして体調を崩しそうな時に、せめて優しい言霊だけでも届けようという暑中見舞いは、昔の人が夏を乗り越えるための知恵だったのかもしれません。先日紹介した 土用の丑の日 に夏バテしないように精のつく物を食べるというのも同じことでしょう。他にも、晴天が続く時期ということで、梅雨で湿った衣服や布団などを虫干しすることで、さっぱりとしたものを身に着けて、気分だけでもすっきりしようという「土用干し」という風習もあります。

これからしばらくは暑い日が続きそうですが、エアコンが無い時代にもいろいろと知恵を絞っていた昔の人たちを見習って、健康的に暑い日々を乗り切っていきたいものです。