幸運をもたらす雲が現れた

瑞祥という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これはなにかいいいことがおこる前触れのこと。2010年7月18日(日)にそんな瑞祥が日本にも現れました。

瑞祥(ずいしょう)には、いろいろなものがあって、特に有名なものとして瑞獣(ずいじゅう)と呼ばれる動物があります。

これらは簡単に言ってしまうと縁起の良い動物ということで、幸福を呼び込んでくれたり、現れると世の中が良くなっていくとされています。

有名な瑞獣としては、龍、鳳凰、麒麟、霊亀のいわゆる四神が挙げられます。ちなみに鳳凰が目撃された場合は、徳のある王が出現するとされており、麒麟が目撃された場合は徳のある政治が行われると言われています。

麒麟と言っても、動物園にいる首の長い動物ではなく、角のある馬のような姿をしている霊獣で、日本だとキリンビールのラベルに描かれている姿が有名です。麒麟は仁を司るとされており、小さな虫すら殺さないように微妙に地上から浮き上がって走ると言われています。そういったこともあり、仁徳のある政治が行われると登場するとされているのですが、最近の政治を考えると、世界中何処を探しても麒麟が登場する場所などなさそうです。

歴史的な事実として残っている瑞獣としては白い雉がいます。西暦 650年に白い雉が捕らえられたことから、この瑞祥を記念して、元号が大化から白雉に変わったという記録が残されているのです。

今回現れた瑞祥は、こういった動物がらみではなく瑞雲(ずいうん)もしくは、彩雲(さいうん)と呼ばれるものです。これは白いはずの雲が緑や赤、青など虹のように彩られる現象で、釈迦が生まれたときには5色の瑞雲が現れたと言われています。

科学的には、雲に含まれる水滴がプリズムの役目を果たして、それに当たった光の波長が変化することで、さまざまな色がつくとされています。

自然現象であるので、瑞獣に比べて目撃例は多く、古来から仏像の開眼法要などでよく現れたと言われていますが、あまり明るい話題のない昨今、このような瑞祥が現れたというのは嬉しいものです。

読売新聞 によると、今回観測された瑞雲は 18日のお昼頃に横浜市上空に現れたもので、見事に5筋の雲に色がついていて、とても神秘的な雲です。横浜付近からは良く見えたようで、気象庁などにも問い合わせが数件あったとのことです。写真は著作権の関係上掲載できませんので、リンク先から見ていただければと思います。

今年も半分を過ぎてしまいましたが、瑞祥が現れたことですし、2010年が素晴らしい年として記録されることを願いたいものです。