空について考えてみよう

本日、6月8日は成層圏発見の日だそうです。どこかの協会などが制定したわけでなく、実際に成層圏が発見されたのを記念した日ということです。それにちなんで、今日は空について考えてみたいと思います。

「成層圏(せいそうけん)」という名称は、多くの人が聞いたことがあるのではないかと思いますが、それがどの辺りにあって、どういうものなのかというとなかなかぴんと来ない人も多いのではないでしょうか?

普通に空を見上げると、空があって次は宇宙、といったイメージがありますが、実際には空にはいくつもの層があります。地表から約 11km までが対流圏、そこから 50km までが成層圏、80km までが中間圏、800km までが熱圏というように大気の層は名前が付けられています。

成層圏にあるものとして有名なのがオゾン層です。厳密にはオゾン層とは地球の大気内でオゾン濃度が高い部分を指すので、すべてが成層圏にあるわけではないのですが、そのほとんどは成層圏内にあります。

オゾン層は太陽からの有害な紫外線を吸収してくれています。オゾン層が無かったら、有害な全ての紫外線が直接地表まで届いてしまうことになります。現在届いている有害な紫外線だけでも皮膚の炎症を引き起こしたり、皮膚癌の原因となっています。ちなみに、女性の大敵のしわやたるみ、しみなどを作る紫外線はほとんどオゾン層では吸収されないタイプの紫外線です。

さて、そんな地球を守ってくれているオゾン。オゾンには殺菌作用があることから、医療分野や浄水などに使われていて、非常に有用なものですが、実は強力な毒性があることはあまり知られていません。

オゾンの急性中毒は頭痛や胸部痛、咳などを引き起こし、最悪の場合、呼吸困難や麻痺を引き起こして放置しておくと死亡することもあります。慢性中毒の場合は、倦怠感や神経過敏、また呼吸器の異常を引き起こすとされています。

こうしてみると怖くなってしまうかも知れませんが、上記のような症状を呈するほどの高濃度のオゾンが自然に発生する場所は地球上には無いので、オゾンを人工的に発生させている工場などの人以外ではあまり気にすることはないでしょう。

地球の空気の層を越えたところにも、不思議な層が存在します。ドーナツ型に地球をとりまくヴァン・アレン帯は内側が高度 2,000~5,000km、外側が 10,000~20,000km というかなり大きなものです。

これは地球の磁場によって宇宙の陽子や電子が捉えられて形成された場所だとされており、昔はこの場所を通過することによって、宇宙船内部に悪影響があるとされていましたが、実際には通過時間がわずかであり、宇宙船などによって悪影響は遮断できるので問題は無いと言われているようです。

ちなみに、スピリチュアルな分野で言うと、このヴァン・アレン帯には宇宙の精霊が棲んでいるという主張もあります。もしかしたら、宇宙を漂う電子や陽子というのは、知られざる宇宙のスピリットなのかもしれません。

日常的に生活していると地球という星が、どれだけの神秘の上に成り立っているのかは忘れがちですが、たまには空を見上げて、オゾン層や、さらにその上の世界にまで思いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか?