「ぼく、時々うそをついちゃうの」

以前にも書いたように、我が家の末っ子ちびくんには、見えないお友達(天使ちゃん)がいます。時々天使ちゃんの声が聞こえるようで「天使ちゃんが○○って言ってるよ」なんて教えてくれることがあります。

以前ちびくんが教えてくれたことのひとつに「言ったことが本当になるから、言葉には気をつけて」というのがあって、これは我が家の合言葉のようになっています。
うっかりネガティブな発言をすると、子どもたちに「天使ちゃんに怒られるよ」なんて突っ込まれます。

でも最近、ちびくんは天使ちゃんからのメッセージを伝えてくれません。
ある晩ちびくんに聞いてみました。
「このごろ、天使ちゃんとお話はしていないの?」
するとちびくんが真剣な顔で話しだしました。その言葉を聞いて、ハッとしました。
「あのね、ママ。ぼく時々うそをついちゃうの。ごめんなさい。自分で作ったお話をしちゃうときもあるし、ホントに天使ちゃんの声がわかる時もある。それから天使ちゃんじゃないような違う声が聞こえる時もあるの。どれがホントの天使ちゃんの言ってることなのか区別がつかないから、言うのをやめたの」

たしかに、時々あきらかに私を喜ばせようとして作った話もあるな、とは思っていました。でも子どもってそういうものだから、私がちゃんと区別がついていればいいと思っていました。それがこんなに真剣に考えていたなんて。気づかない母でごめんなさい。

子どもは常に親を喜ばせようとするものだと思います。(表面的には困った行動も沢山してくれますが…)

親が実際に目に見えているものしか信じていなくて、子どもが天使や妖精の話をしたときに頭からそれを否定してしまうと、子どもたちは何もしゃべらなくなり、そのうちそういう世界があることを忘れてしまいます。けれども、親が興味本位に面白がりやたらと子どもに不思議な話をさせようとすると、子どもの中に無意識にある、親を喜ばせたい気持ちが作り上げた「うその話」をしてしまうのです。

バランスって大切だなあと思います。
子どもたちが話す不思議な話を否定しないで「そうだね」と聞いてあげる。でも、親が根ほり葉ほりしつこく聞いて「すごい、すごい」と持ち上げない。そういうバランスが大事だと、ちびくんの言葉を聞いて、あらためて気づかされました。

子どもたちは目に見えない世界と仲良しです。でも、親のせいで「うそ」をつかせては可哀そうです。

上手に子どもたちの素敵で不思議な世界とかかわっていきたいです。