故・星野道夫さんに捧げるトーテムポール
≪ 故・星野道夫さんに捧げるトーテムポール ≫

薬師寺さんの彫刻作品の中に、ちょっと不思議なトーテムポールの作品がある。空中に小さい赤ちゃんが浮いている。アラスカを撮り続けた写真家、故・星野道夫さんに捧げるトーテムポールの作品だという。

── このトーテムポールはどういった作品でしょうか?

アラスカを撮り続けた写真家の故・星野道夫さんに捧げる作品として創り上げたものです。実は、星野さんが亡くなられる直前、まだ、駆け出しの彫刻家の私は、彼から励ましの言葉をもらったことがありました。

ジャンルが写真と彫刻と違えど、尊敬する目標のアーティストだった星野さん。彼が亡くなったと聞き、一時期は、彼のエッセイを読めない時もありました。しかし、月日が経ち、“アラスカに行きたい” という思いが湧き上がり、彼のエッセイを読み返すようになりました。

エッセイの中に、歴史の中から忘れ去られたように、ひっそりと朽ちるままに存在するトーテムポールを、星野さんが探すくだりがありました。続きを読む