誕生石と誕生花

誕生石や誕生花という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。自分の生まれた日に対応する鉱物や花のことですが、いったい誰がそれらを決めたのでしょうか?

誕生石とは、「自分が生まれた月、もしくは生まれた日の石を身につけていると幸運を呼び込む」という風習から生まれたものとされています。1月の誕生石はガーネット、本日5月26日の誕生石は銅、といったような感じです。

銅が出てきたあたりで石? という人もいるかもしれませんが、基本的に誕生石には鉱物全般が配置されているようです。なぜ、これらの鉱物が日付ごとに配置されたのかというと、その起源はさだかではなく、占星術によって導かれた、旧約聖書によって指示された 12個の宝石を元にした、などの説がありますが、どれも決定的なものではありません。

366日分の鉱物を最初に制定したのは 1912年、アメリカの宝石小売組合だそうです。1937年にはイギリスがそれをもとに独自の石を入れたイギリスの誕生石を作り、日本ではイギリスからさらに遅れて、1958年に独自の石を追加して日本の誕生石を作りました。日本もイギリスも宝石を販売する業者によって制定されたのはアメリカと同様です。

つまり、簡単に言ってしまえば宝石の販売促進のために考えられたのが誕生石ということになります。

鉱物に神秘的な力が秘められていることは、COCORiLA 読者の方ならご存じだと思いますが、誕生石ではそういった力や由来についてはあまり考慮されておらず、どちらかというと販売戦略に重きが置かれているようです。

同じように誕生花もその起源ははっきりしておらず、現在日本で広まっている誕生花や花言葉は「日本花普及協会」があちこちから引用したり、自分で作り出した物のようです。

花屋さんなど、実際に花を扱っている人からすると、こちらも花本来の持つ意味合いよりも販売の都合上を優先して作られているのがわかるそうです。

誕生石や誕生花などを制定して、それらを広めようとした功績と努力は確かにあると思いますが、鉱物にも花にもそれらが持っているスピリチュアルな意味があるので、そういった部分をもっと重視した、本来の意味での誕生石や誕生花がそろそろ生まれてもいい時期ではないでしょうか。