お茶の話

明日5月2日は「緑茶の日」。ということで、お茶について色々と紹介したいと思います。

わざわざ「緑茶」の日となっているだけあって、5月2日(閏(うるう)年の場合は5月1日)は緑茶限定の記念日です。日本茶葉中央会が茶摘みの最盛期である八十八夜を緑茶の日として制定しました。

夏も近づく八十八夜~♪と歌にも出てきてお馴染みの「八十八夜」ですが、立春から 88日目をさしていて、この日につんだ新茶は上等であり、さらにこの日にお茶を飲むと長生きできると言われているそうです。

お茶の日はいくつもあり、2月6日の抹茶の日、6月1日の麦茶の日、11月1日の玄米茶&紅茶の日と、すべてのお茶を網羅しそうな勢いで、お茶がどれだけ多くの人に愛されているのかがわかります。

そんな世界各地で親しまれているお茶ですが、起源としては中国が一番古いのではないかといわれています。約5,000年前に中国の神農という皇帝が木陰で白湯を飲もうとしていたところに、一枚の葉が舞い降りてきました。神農は気にせずに葉をそのままにして飲んだところ、ただのお湯がとても豊かな味と香りに変わっていたのです。このときの葉こそが、お茶の葉だったと伝説は伝えています。

神農は伝説上の人物で実在はしないといわれていますが、ダルマ人形のモデルとなったインドの高僧であり禅宗の開祖である達磨大師が、中国へ向かう途中でお茶の葉を見つけたという話も残っていて、こちらは約2,600年ぐらい前の話だそうです。

そんな気が遠くなるほど昔から親しまれてきたお茶が日本に入ったのは、今から1,200年ぐらい前、平安時代頃。中国に留学していた空海や最澄といった僧侶がお茶の種を持って帰ってきたのがはじめではないかと言われています。

日本中に伝説を残している空海が持ってきたというあたり、お茶にもスピリチュアルなパワーがたっぷりありそうな気がします。実際お茶の香りは心を落ち着けてくれますし、消臭や殺菌剤としても活用されています。

畳を拭いたり、抗菌剤としたり、また肥料としても活躍するなど、さまざまな効能を持つお茶ですが、古来は不老長寿の薬として伝えられていたそうです。近年、お茶に含まれているカテキンが成人病の予防や老化防止などに効果があるとして話題ですが、昔の人は経験からお茶の力を把握していたのでしょう。

そんなお茶を飲むのにベストな日だと言い伝えられてきた八十八夜の明日は、ぜひ緑茶を飲んで、豊かな味と香りと共にそのパワーも吸収してみてください。